担当者 | 石川 敬史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HEA-208 |
この授業は、日本にとってもっともつきあいのある国家であるアメリカ合衆国の成立過程を歴史的に検討するものです。現在のアメリカ合衆国は、17世紀にイギリスの植民地としてその歴史を始めました。イギリスをはじめとしたヨーロッパの人々が、いかなる経緯からアメリカ大陸に入植し、いかなる理由でイギリスからの独立を決意するに至ったのか、そして、独立国として彼らはいかなる国家を創設したのかを現在の最新研究をもとに検討していきます。本授業前半の5B-Ⅱでは、独立後のアメリカ合衆国史、特に初代大統領から第六代大統領までの時期を射程とします。
日本とは異なる歴史空間を理解する視座を獲得する。
史料を読む意義を理解し、その読み方を学修する。
今日のアメリカ合衆国、および国際社会を読み解く教養を身につける。
この授業は講義形式ですので成績評価は下記のような筆記試験で行います。
セメスター内に行う2回の小テスト:20%
授業最終日に行う授業内試験:80%
※小テストの時期については、授業の進行状況によって調整が必要となるため、授業内で指示します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない。授業ごとにレジュメ、史料を配布する。 | ||
参考文献 | 『アメリカ革命史研究ー自由と統合』 | 斎藤眞 | 東京大学出版会 |
指定した史料や文献を事前に読んでから授業に臨んでください。
授業で配布したレジュメ、史料およびノートを読み返し、十分な復習に努めてください。
史学科の学生にとっては、アメリカ革命史は初めて学ぶ事柄であるかと思われますので、まずは復習に8割の時間をとってください。
質問を積極的に行ってください。
受講に当たって事前知識は必要としていません。
授業中の質問にためらいがあるようであれば、授業終了後、あるいはオフィスアワーに遠慮なく教員に尋ねてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス この授業の概観、運営方法、学修についての指針、成績評価の方針について解説します。 |
第2回 | 1. フェデラリスト政権(その1) (1)初代大統領ジョージ・ワシントンとその時代 (2)ジェイ条約 |
第3回 | 2. フェデラリスト政権(その2) (3)第二代大統領ジョン・アダムズとその時代 (4)フランスとのQuasi-War |
第4回 | 3. 1800年の革命 (1)第三代大統領トマス・ジェファソンとその時代 (2)ルイジアナ購入と大陸国家論 |
第5回 | 小テスト(30分) これまでの総括 |
第6回 | 4. フェデラリスト政権とヴァージニア王朝 ・共和主義と民主主義 |
第7回 | 5. 1812年の米英戦争 (1)第四代大統領ジェイムズ・マディソンとその時代 (2)「マディソン氏の戦争」と「好感情の時代」 |
第8回 | 6. モンロー・ドクトリンと西半球における覇権 (1)第五代大統領ジェイムズ・モンローとその時代 (2)帝国としてのアメリカ |
第9回 | 7. 好感情の時代の地域間対立 (1)ジョン・Q・アダムズとその時代 (2)アダムズ家の人々 |
第10回 | 8. 初期アメリカ共和政体の概要 (1)マサチューセッツとヴァジニア (2)ジョン・アダムズとトマス・ジェファソン |
第11回 | 小テスト(30分) これまでの総括 |
第12回 | 9. 大陸国家と海洋国家 (1)トマス・ジェファソンとアレクザンダー・ハミルトン (2)模範条約と初期アメリカの外交 |
第13回 | 10. 「独立宣言」研究史 (1)「独立宣言」の歴史的位置付け (2)世界史の中の「独立宣言」 |
第14回 | 11. 1828年の大統領選挙 (1)アンドリュー・ジャクソンと民主党の誕生 (2)初期共和国の終焉 |
第15回 | 授業内試験(60分) 全体総括 |