担当者 | 石川 敬史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [文学研究科 日本史・文化財学専攻] | |
科目ナンバリング |
大学院修士課程以上の研究を行うためには、自分が専攻する地域とさらにもう一つの専門分野についての知見が必要です。比較する視座を持たずに専門性を論じることはできません。この授業では、アメリカ政治外交史研究の大家の研究文献を講読し、イギリス領北アメリカ植民地が、大西洋世界の中で生成し、独立し、さらには国家の創設に至る過程を検討します。テキストの講読を通して、歴史文献、法律文書の調べ方を学びます。
環大西洋史という視座を獲得する。
学術論文作成に必要な素養を修得する。
授業への参加姿勢、特に発言の活発さへの評価50%
報告レジュメへの評価50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『アメリカとは何か』 | 斎藤眞 | 平凡社 |
参考文献 |
受講者は授業で検討する文献の箇所を事前に熟読し、自分のコメントを用意して出席してください。
受講者は、必ず複数回報告者を担当します。報告者となった場合は、報告レジュメを用意してください。
受講者の主体的な参加姿勢がなければ成立しない授業なので、自分自身が授業を作り上げるつもりで出席してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス テキストについての解説と、授業の運営方針を説明する。報告担当の割振りを決める。 |
第2回 | 序章「アメリカ社会の前提ー時間・空間・人間・転機」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第3回 | 第1章「デモクラシーの成功と夢ーアメリカ民主主義の文脈」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第4回 | 第2章「世界史の中のアメリカ革命ーアメリカ革命の文脈」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第5回 | 第3章「一七七六年時点における独立宣言」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第6回 | 第4章「国家創設としての憲法制定ーアメリカ憲法制定の文脈」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第7回 | 第5章「『明白な運命』ーアメリカ膨張主義の文脈」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第8回 | 第6章「ケネディ外交とニクソン外交ーアメリカ外交史の文脈」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第9回 | 第7章「ニクソン辞任の背景ーアメリカ政治の文脈」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第10回 | 第8章「二人の知識人ーアメリカ反知性主義の文脈」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第11回 | 第9章「プリンストン高等研究所の設立ーアメリカ史の中の『無用の学の用』」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第12回 | 補論「多元的アメリカ社会の史的原点ーメイフラワー誓約とその統合機能」講読 報告者による報告と内容の検討 |
第13回 | アメリカ現代政治研究へのアプローチ講義 質疑応答と討論 |
第14回 | 西洋史とアメリカ史講義 質疑応答と討論 |
第15回 | 講義の総括 修士論文作成へのアプローチ |