税法Ⅰ
担当者西  聡教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングPUL-303

授業の概要(ねらい)

 租税は公共サービスの財源であるとともに、所得格差の是正、経済政策手段としての機能を有しています。学生の皆さんにとっては、消費税の負担に加え、いずれ所得税の納税者となり、また、起業、会社等に就職すれば、法人税ともかかわりを持つことになります。このように、税は国民の活動、生活に深くかかわっています。しかしながら、税を負担しながら、税の仕組について理解している方は多くありません。税法は専門的で技術的な規定が多く、毎年、改正されるため、難しいと感じることが原因の一つかと考えます。
 税の細かい知識は必要はありません。必要に応じて、HPなどで確認すればよいと考えます。この授業では、我が国の主要な税目について、仕組み・概要を理解するとともに、制度趣旨・背景についても考えます。

授業の到達目標

 我が国の税制全般について、基礎的な知識を修得することを目標とします。

成績評価の方法および基準

 授業の際に実施する小テスト(50%)及び定期試験(50%)で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献税法入門税務大学校税務大学校HPから入手できます。
参考文献図説日本の税制平成30年度版吉沢浩二郎財経詳報社

準備学修の内容

復習を目的に毎回、授業の冒頭、先週の授業について小テストを実施する予定です。

その他履修上の注意事項

 

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション・租税の意義・目的
第2回 租税の分類
第3回 租税原則・租税体系
第4回 税法の法体系
第5回 所得税1
第6回 所得税2
第7回 相続税・贈与税
第8回 法人税1
第9回 法人税2
第10回 消費税1
第11回 消費税2
第12回 国際課税1
第13回 国際課税2
第14回 予備
第15回 まとめ