暮らしの経済学Ⅱ
担当者上田 憲一郎教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングPFP-206

授業の概要(ねらい)

 本講義では、社会人となった後、経済活動を行う上で、押さえておくべき日常的な基本知識を網羅的に習得することを目指します。
 まず、春期の講義を踏まえて、老後の資産形成やライフイベントとライフプランを考えます。
 将来的に出会うであろう人生のイベントと、その際に必要な資金の準備、老後も見据えた資産形成と ライフプラン全体を考えます。
 次に、企業に勤務し、経済活動を行う上での基本的知識と、社会人として身に着けておくべき基本的な経済関連の知識を身に着けます。

 なお、本講義は、経済学部2年次専門科目の選択科目です。
 経済学部1年時に習得した知識をベースとして、2年生向けに今後の経済学部における専門研究に必要と考えられる内容を中心に授業を進めます。

 *必要に応じて、外部の有識者の講演を行うことを予定しています。

授業の到達目標

 ビジネスの上で必要とされる日常的な基本知識を習得するとともに、企業人として自律的に判断できる基盤の構築を目指します。

成績評価の方法および基準

期末テスト60~70%
 中間テスト20~30%
 講義の中での課題、確認テスト、リアクションペーパー等10~20%
 出席状況や受講態度、講義への貢献などを付加的に評価します。
 (履修者数や受講状況を勘案の上、評価方法や比率を見直すことがあります)。

 なお、出席状況(*)や受講態度が不芳な学生(**)は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外としますので、十分に認識してください。
 *6回以上の欠席者は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外とします。6回以上の欠席者は、適宜、授業内にて掲示しますので、各自で確認してください。
 **受講態度の不芳な学生にはその場で退席を命じます。
   退席となった学生は、成績評価の対象外とします。救済措置等は一切ありませんので、十分、認識してください。

 ◆出席システムの不正使用に関しては、厳正に対処します(出席システムの不正使用があった場合は、単位取得は認められません)。
◆出席システムで「出席」の表示がされていても、当該授業中に出題して回収した課題の提出が無い場合は、当該授業について欠席扱いとします。
 ◆来社証明書の取り扱いについては、大学の規定通りの取り扱いとします。例外は認めませんので、十分、認識してください。
  来社証明書の不正利用があった場合は厳正に対処します(来社証明書の不正利用があった場合は、単位取得は認められません)。
 ◆公欠扱いとなる欠席等の場合は、必ず、事前に教員に届け出の上、欠席となった授業から1週間以内に届を提出してください。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは特に指定しません。
参考文献日本経済新聞、日経ヴェリタス等の経済紙には、進んで目を通すようにしてください。

準備学修の内容

 日本経済新聞の主要記事や経済教室、やさしい経済学等のコラム、日経ヴェリタス等の経済誌を進んで読み、世の中の経済の動きに関心を持ってください。

その他履修上の注意事項

 授業中は、私語や携帯での通話は厳禁です。授業中は携帯の電源を切るか、マナーモードにしてください。

 ◆上記の成績評価に関する項目をよく認識したうえで履修してください。
 ◆特に、欠席回数、出席システムの不正利用に関しては厳正に対処しますので、よく認識したうえで、履修してください。
 ◆本講義は、暮らしの経済学Ⅰと密接に関連しているため、本講義の受講は同講義の単位取得を前提とします。履修にあたっては十分、留意してください。
 ◆授業で使用する資料は、前もってLMSに登録しますので、履修学生の皆さんは、事前に印刷(または閲覧)し、予習したうえで、授業に臨んでください。
 ◆履修人数や使用する教室の状況によっては、受講の際の座席を指定する場合がありますので、予め、ご承知おきください。

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション、春学期の振り返り
第2回 ライフイベントとライフプラン(1)ライフプランとは?
第3回 ライフイベントとライフプラン(2)ライフプランを作ってみよう!(外部講師を予定しています)。
第4回 老後の資産形成(1)資産運用の基礎知識
第5回 老後の資産形成(2)資産形成で知るべきこと
第6回 講義前半のまとめと確認の小テスト
第7回 経済活動の基礎(1)働くとは①働くということ
第8回 経済活動の基礎(2)働くとは②働くうえで、押さえておくべきこと(外部講師を予定しています)。
第9回 経済活動の基礎(3)経営側から「働くこと」を考える①人事戦略・労務管理
第10回 経済活動の基礎(4)経営側から「働くこと」を考える②事例研究(外部講師を予定しています)。
第11回 経済活動の基礎(5)契約の考え方①契約の基本
第12回 経済活動の基礎(6)契約の考え方②約款、消費者契約、製造物責任法
第13回 企業活動のポイント(1)会社、取締役、株主、従業員、その他ステークホルダー、
             経営戦略、組織、人事、給与、福利厚生、退職金
第14回 企業活動のポイント(2)企業内の規律(就業規則、規定、ルール、マニュアル、内部統制、コンプライアンス、リスク管理)
第15回 講義の総まとめとテスト