情報サービス演習B
担当者上岡 真紀子教員紹介
単位・開講先選択  1単位 [資格科目]
科目ナンバリングLIH-208

授業の概要(ねらい)

 この科目は,情報サービス論で学んだレファレンスのための情報検索について,実際のレファレンス課題を用いて演習を行います。前半は,特定の情報ニーズに対して,いかに適切な検索戦略を立てて,情報検索を行うかについて,各種レファレンスツールを利用した情報探索演習を通じて学びます。。後半は,グループに分かれて,任意のトピックでのパスファンダー作成実習を行い,テーマに沿った網羅的な情報探索戦略の立て方を学び,また,情報源の書誌情報の記述について確認します。

授業の到達目標

 1)情報ニーズに基づいて,適切な検索戦略を検討できるようになる。
 2)検索戦略に基づいて,適切なデータベースを選択し,検索式を構築して,情報検索を実施できるようになる。
 3)特定のトピック,テーマについて,網羅的な探索戦略を立てられるようになる。
4)情報源の書誌情報を,適切に記録できるようになる。

成績評価の方法および基準

 前半の課題演習(70%)、パスファインダー作成課題(30%)により評価する。
 いかなる理由でも授業回数(15回)のうち5回以上の欠席、および、全課題の未提出者,およびグループワークへの不参加者は評価の対象から除外する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜プリントを配布する。
教科書
参考文献

準備学修の内容

情報サービス論の後半で学んだ,情報探索とレファレンスツールについて復習しておくこと

その他履修上の注意事項

 1)この科目への履修登録は「情報サービス論」の単位を取得した学生に限る。
 2)第1回目のイントロダクションは授業の進め方、グループ編成、成績評価法について説明するので必ず出席すること。
 3)第1回目のイントロダクションで、履修希望者が各クラスの定員(35名)を超える場合は、抽選を行う。抽選では原則として4年生を優先する。他の曜日、時限の授業での履修が他の授業科目と重複する場合は次年度に履修すること。
 4)この演習科目は司書資格取得のための重要科目であり、ほぼ毎回課題提出がある。受講を希望する学生は、所属学科の授業との調整を考えた上で履修すること。
 5)検索を行なうために必要な基本的なコンピューター操作を習得しておくこと。(授業は機器操作ができることを前提としてる)
 6)学内専用データベースの検索実習をおこなうため、学内LAN接続IDの取得を受講の条件とする。
 7)この科目への履修登録はインターネットの活用ができること、WORDで文書作成ができること、PCメールでファイルを添付して送信することができること、を最低条件とする。

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション インターネット情報時代のレファレンス・サービス
 授業の進め方、評価法等
第2回 情報検索の基本ツール(辞書情報と図書館提供サービス)
第3回 図書検索のインターネット情報ツール(1)(OPAC等)
第4回 図書検索のインターネット情報ツール(2)(CiNii Books等)
第5回 論文・記事検索のインターネット情報ツール(CiNii Articles、Google Scholar等)
第6回 企業情報・判法令検索のインターネット情報ツール(eol、D1-Law等)
第7回 統計情報検索のインターネット情報ツール(e-Stat等)
第8回 学術情報資源の構築と提供サービス(機関リポジトリ、JAIRO等)
第9回 ウェブ情報の検索(検索エンジン、ウェブアーカイブ等)
第10回 課題検索実習(1)
第11回 課題検索実習(2)
第12回 情報発信型サービス・Pathfinder作成実習(1)
第13回 Pathfinder作成実習(2)
第14回 Pathfinder作成実習(3)
第15回 Pathfinder発表会、総括
 *授業計画は学習進捗状況によって変更することがある。