日本史特殊講義7B-Ⅰ
担当者小山 俊樹教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-213

授業の概要(ねらい)

本講義は、近現代における日本政治史を扱う。具体的には、第一次世界大戦後から満州事変にいたる諸動向を、日本政治の特質、および対外関係、経済情勢、社会変動などの視点から講義し、現代に通じる課題を提起していく。

授業の到達目標

受講生各位が近現代日本の歴史に関心をもち、大正~昭和初期の政治・外交・経済・社会のうごきを説明できるようになること。

成績評価の方法および基準

試験の成績を重視して、総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『大学でまなぶ日本の歴史』木村茂光ほか吉川弘文館
参考文献『日本の歴史22 政党政治と天皇』伊藤之雄講談社
参考文献『日本の近代4 「国際化」の中の帝国日本』有馬学中央公論新社
参考文献『日本政治史3 政党の凋落、総力戦体制』升味準之輔東京大学出版会

準備学修の内容

講義で示される内容と関連する事項について、教科書・参考書などを読解して理解を深めること。

その他履修上の注意事項

本講義は、微細な年代や事象名の暗記を目的としない。講義内容をもとに思考を重ね、自己の感想を持つようにしてほしい。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス・講義内容について
第2回世界大戦後の国際環境
第3回政党政治の中断
第4回関東大震災
第5回第二次護憲運動
第6回普通選挙法の成立と政党政治の定着
第7回大戦後の不況・金融恐慌
第8回田中義一内閣の内政と外交
第9回「憲政の常道」と二大政党政治
第10回政権交代と世界大恐慌
第11回ロンドン海軍軍縮条約
第12回「国家改造運動」の胎動
第13回中国ナショナリズムと満洲問題
第14回満洲事変前夜
第15回まとめ・最終試験