教科指導法(家庭)
担当者勝田 映子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 初等教育コース]
科目ナンバリングESS-311

授業の概要(ねらい)

 小学校における家庭科教育の意義や、教科の目標・学習内容・方法についてグループ活動を通して理解し、主体的・対話的で深い学びを実現できる学習指導計画及び指導案をグループワークを基に立案し、授業を展開できる指導力を身に付ける。

授業の到達目標

 ①小学校家庭科の意義と目標について他者に説明することができる。
 ②小学校家庭科の学習内容について具体例を挙げ指導上の留意点を踏まえて、説明することができる。
 ③小学校家庭科の指導計画、評価計画を立て、指導案を作成することができる。
 ④学習目標を達成するための授業をデザインし、行うことができる。
 ⑤他者が行う模擬授業について観点を明確にして評価を行うことができる。

成績評価の方法および基準

 毎時間の授業ポートフォリオ40%、演習課題(指導案作成・模擬授業等)の達成度30%、試験30%により総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書小学校家庭科教科書『新しい家庭 5・6』渡邊彩子編東京書籍
教科書『小学校学習指導要領解説 家庭編』文部科学省東洋館出版
教科書
参考文献『家庭科指導法』三澤徳枝、勝田映子編ミネルヴァ書房

準備学修の内容

 教科書や学習指導要領の内容を自分の言葉で説明できるようにノートにまとめておくこと。
 模擬授業のために資料を集め、指導案を作成し、発表の準備を行うこと。教材研究を行い、その成果を学習指導案に反映できるようにしておくこと。

その他履修上の注意事項

 常に児童の目線に立ち、指導者となることへの自負と自覚とを持って、授業に臨むことを希望します。

授業内容

授業内容
第1回 授業ガイダンス(授業計画、準備するもの、評価についてなど) 生活アンケート
第2回 家庭科の学びとは何かー学習指導要領を基に教科目標と内容、育てる資質能力を学ぶ
第3回 家庭科の授業づくり①ー解説と演習ー演習を通して年間指導計画・評価計画の立て方を学ぶ
第4回 家庭科の授業づくり②ー解説と演習ー演習を通してリスクマネージメントとクライシスマネージメントについて学ぶ
第5回 題材・教材研究1(「家族・家庭生活」の指導内容について演習を通して学ぶ)
第6回 題材・教材研究2(「食生活」の指導内容について演習を通して学ぶ)
第7回 題材・教材研究3(「調理」の指導内容について実習を通して学ぶ)
第8回 題材・教材研究4(「衣・住生活」の指導内容について実習を通して学ぶ)
第9回 題材・教材研究5(「消費・環境」の指導内容について演習を通して学ぶ)
第10回 模擬授業①(「食生活」に関する指導内容)
第11回 模擬授業②(「調理実習」に関する指導内容)
第12回 模擬授業③(「家族・家庭生活」に関する指導内容)
第13回 模擬授業④(「衣・住生活」に関する指導内容)
第14回 模擬授業⑤(「消費・環境」に関する指導内容)
第15回 テストと学修のまとめ(総合的な学習の時間・食育との関連について整理する)