法律学演習Ⅰ
担当者若山 昇教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

 正しい方法で考えることができる人になる。
 
 現代は様々な情報があふれており、情報を十分に吟味し、情報を体系的に理解し、意思決定を的確に行うためには、論理的な思考は不可欠である。この論理的思考(クリティカルシンキング)は、就職試験でも重要になっている。
 
 本ゼミの目的は、論理的な思考の方法を学び、これを確実に身に付け、使えるようにすることである。論理的な思考を行なうために、覚える事は多くない。しかし、学んだことを使えるようにするのは、難しい。つまり、論理的な思考が、わかることと、解けることは異なる。さらに、解けることと、使えることも、異なる。ゼミでは論理的な思考に必要な知識を、「わかった」⇒「解けた」⇒「使えた」と、確実に習得して、正しく論理的に考える習慣を身につける。このため、ゼミでは討論やプレゼンテーションを積極的に取り入れる。

授業の到達目標

  正しい方法で考えることができる人になることが、授業の到達目標である。このため、
 ① いつでもどこでも論理的な思考が実践できるように、情報を整理分析し論理的に考える習慣を身に付ける。
 ② そのため、学んだ知識を「わかった」⇒「解けた」⇒「使えた」と、確実にステップアップする。
 ③ さらに、ゼミ活動の成果を論文にまとめて外部で発表することを目指す。
 
 ■授業方法:
  ゼミの主役を学生とし、グループ活動・討論・発表を主体とする。教員はファシリテータとする。

成績評価の方法および基準

 *定期試験は行わない。
 *発表・討論等によるゼミ貢献度(50%)、課題等の提出(50%)を総合して評価する。
 
 ■評価の基準(達成レベルと成績の目安):
  S:特に優秀であり、論理的な思考を、いつでも、どこでも十分に使いこなすことができる。
  A:優秀であり、教科書を見れば、論理的に思考することができる。
  B:教科書程度ならば何とか理解でき、課題・問題ならば、何とか解くことはできる。
  C:教科書を理解することや課題・問題を解くことが、難しい。単位取得の最低レベルにすぎない。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『誰でもわかるクリティカルシンキング―それってホント?』若山昇(著)北樹出版
参考文献『クリティカル進化(シンカー)論』道田泰司(著)北大路書房
参考文献『世界一やさしい問題解決の授業』渡辺健介(著)ダイヤモンド社

準備学修の内容

 専門知識は不要であるが、授業には積極的に参加すること。

その他履修上の注意事項

 *論理的思考(I II III IV)をすでに履修済み、あるいは並行して履修し単位修得がすることが必要である。
 *きちんと学習すれば、今後の人生において必ずプラスになるので、討論やプレゼンテーションに積極的に参加することが期待される。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション、内容・方針の説明
第2回 担当テーマの決定、分析方法
第3回 論理的な思考による事例分析 (入門) 
第4回 論理的な思考による事例分析 (基礎) 
第5回 論理的な思考による事例分析 (応用) 
第6回 論理的な思考による事例分析 (発展) 
第7回 論理的な思考による事例分析 (活用) 
第8回 論理的な思考による事例分析 (まとめ)
第9回 学生グループによるプレゼンテーション・討論 (入門) 
第10回 学生グループによるプレゼンテーション・討論 (基礎) 
第11回 学生グループによるプレゼンテーション・討論 (応用) 
第12回 学生グループによるプレゼンテーション・討論 (発展) 
第13回 学生グループによるプレゼンテーション・討論 (活用) 
第14回 学生グループによるプレゼンテーション・討論 (まとめ) 
第15回 今期の復習・総まとめ