授業の概要（ねらい）

幅広い分野で構成される微生物学のうち、スポーツ医療学科の学生として身につけておく必要性が高いと考えられる微生物感染症を取り上げ、その特徴、予防および対策に重点を置いた講義を行う。講義は、生物を構成する細胞、および細胞の活動を司る生体分子の解説からスタートし、微生物感染症に対する理解を深めるための基礎を固める。その上で、微生物学という学問が辿ってきた歴史および多様な微生物感染症について解説すると共に、スポーツや医療分野のみならず日常生活でも役立つ微生物感染症の予防・対策について解説する。

授業の到達目標

微生物を含むすべての生物の基本単位である細胞の構造、そして細胞で行われている活動や機能等に関する基礎知識を習得する。その上で、多様微生物感染症について、原因となっている微生物の特徴の他、疾患の特徴、発症要因および予防・対策に関する理解を深めることを目標とする。

成績評価の方法および基準

筆記試験約70％、出席および講義内に実施する小テスト約30％で勘案する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

・講義の最初に、前回の講義内容に関する小テストの実施を予定しているので、前回の講義内容を復習しておくことが望まれる。

その他履修上の注意事項

・講義は板書の他、適宜スライド（Power Point）による解説および補足資料の配布を適宜行いながら進める。復習によって講義内容に対する理解を深めるためにも、ノートを各自作成することが望まれる。
・この講義では、出席および受講態度も評価の対象となるので注意すること。

授業内容