授業の概要（ねらい）

　皆さんは2017年のトランプ大統領来日の際、迎賓館で自衛隊が国歌を演奏する歓迎式典やアメリカと日本の国旗が並ぶ記者会見の映像を見たことはありませんか。
　プロトコール（国際儀礼）とは、国家を代表する人々が互いに心地よく交流するためのマナーです。国のゲストが宿泊するホテルでは、プロトコール担当が外務省や大使館の依頼に応じて、到着から出発までのサポートを行っています。近年、プロトコールは、国際交流の際に役立つ異文化コミュニケーションのあり方としても注目されるようになりました。本講義では、プロトコールとは何か、国のゲストを迎えるホテルのプロトコール担当の役割を学びます。　
　またサブテーマとして、国際会議に関わる宿泊、宴会の運営等について学びます。
　特に今年は6月に大阪で開催されるG20（金融世界経済に関する首脳会議）、9月ラグビーワールドカップ、10月の即位の礼に伴い、多くの国を代表するゲストが来日することから、各国の代表が出席する国際会議やイベントについて過去事例を調べます。実習では実際に国のゲストが宿泊するホテルを見学し、その運営について話を聞き、2020年東京オリンピック・パラリンピックをサポートする人々にも役立つ国際交流のヒント集をつくることが目標です。

授業の到達目標

　（1）国際儀礼（プロトコール）とは何かを理解し、内容を具体的に説明できる。
　（2）ホテルにおける、宿泊や宴会の運営について説明できる。

成績評価の方法および基準

　出席は必須です。期間中2回のレポート提出（評価割合40％）、グループワークへの積極的な参加(評価割合20％）、
　企画内容（評価割合40％）により評価されます。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　ウェブ等で、各国首脳やロイヤルファミリーの来日に関する映像をチェックしてみましょう。

その他履修上の注意事項

　受講者の上限は、10名を目途とし、受講を希望する人が多い場合は抽選により決定しますので、初回のオリエンテーションに出席願います。
　なお実習にともなう都内交通費は、受講生負担とします。

授業内容