外交史Ⅱ
担当者山口  航教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングINR-102

授業の概要(ねらい)

この講義では、第二次世界大戦後の米国外交に焦点を合わせ、外交史の基本的な流れを論じていきます。外交の基本的なしくみや課題、関連する時事問題などを幅広く学びます。理解を深めるために映像資料も使います。

授業の到達目標

1)外交史の基本的な知識を得る。
2)外交史を多角的に分析することができるようになる。
3)今日の外交の諸問題をより深く理解することができるようになる。

成績評価の方法および基準

1)平常点30%(コメントなど)
2)ブック・レポート20%(教科書『戦後アメリカ外交史』331-353頁で紹介されている書籍を1冊読み、1000字程度で内容の要約をした上で、1000字程度でその内容について論じてください(合計2000字程度)。書籍のタイトルを明記して、LMSで提出すること)
3)期末試験 50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『戦後アメリカ外交史[第3版]』佐々木卓也編有斐閣、2017年
参考文献

準備学修の内容

教科書の該当箇所を読んでください。
より深く学びたい人は、参考文献(適宜授業中に紹介します)も読んでください。
継続してニュースに接する習慣を身につけてください。

その他履修上の注意事項

ノートをしっかり取ってください。
外交史Iも受講すると理解が深まると思います。
時事問題との関連にも言及していくため、授業の計画の変更もあり得ます。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回戦後外交の起点──ローズヴェルト
第3回戦後外交の起点──トルーマン
第4回冷戦の変容とアメリカの蹉跌──アイゼンハワー
第5回冷戦の変容とアメリカの蹉跌──ケネディ
第6回冷戦の変容とアメリカの蹉跌──ジョンソン
第7回パクス・アメリカーナの揺らぎとデタント外交──ニクソン
第8回パクス・アメリカーナの揺らぎとデタント外交──フォード
第9回パクス・アメリカーナの揺らぎとデタント外交──カーター
第10回冷戦終結外交と冷戦後への模索──レーガン
第11回冷戦終結外交と冷戦後への模索──G. ブッシュ
第12回新しい秩序を模索するアメリカ外交──クリントン
第13回理念外交の軍事化とその帰結──G. W. ブッシュ
第14回混迷する世界情勢と転換期のアメリカ──オバマ
第15回まとめ