担当者 | 古内 博行 | |
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単位・開講先 | 必修 4単位 [経済学研究科 経営学専攻] | |
科目ナンバリング |
ヨーロッパ経済統合は域内企業にとり極めて重要な経済環境を形成している。したがって、第二次大戦後のヨーロッパ経済統合の歩みを辿ることにより域内企業を取り巻く経済環境の変容を探り、域内企業活動の前提条件の決定的要因を具体的に検討する。
第二次大戦後のヨーロッパ経済統合の歴史的推移を具体的に考察し、域内企業活動がそうした歴史的推移のなかでどのような対応を採らざるをえなかったかを理解する。最終的なねらいとしてはヨーロッパ経済統合の現状と域内企業との関係性を把握したい。
毎回の講義メニューに従ってレジュメ作成のうえ報告してもらい、報告内容と討議の中身(授業の熱意をも含めて)からの総合評価をおこなう。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業中に別途指示する | ||
参考文献 |
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業の趣旨ないし予定のガイダンス |
第2回 | ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体の成立と欧州企業の再建 |
第3回 | ヨーロッパ経済共同体の形成と欧州企業の復活 |
第4回 | 関税同盟下の高成長と欧州企業の再生 |
第5回 | 欧州共同体の出現とナショナルチャンピオン構造の功罪 |
第6回 | テクノロジー・ギャップ・クライシスと欧州企業の翳り |
第7回 | 石油危機を契機とする産業構造調整と欧州企業の低迷 |
第8回 | 欧州企業の発展遅滞と大量失業問題 |
第9回 | ユーロペシミズムの蔓延とヨーロッパ経済の地盤沈下 |
第10回 | ヨーロッパ経済の危機と欧州企業からの再生構想 |
第11回 | ヨーロッパ1990年行動計画と市場統合構想 |
第12回 | 1992年市場統合の経済学とサプライサイドへの淘汰圧力 |
第13回 | ヨーロッパ経済統合の歴史的位相の変化と欧州企業 |
第14回 | 東アジア経済からの競争圧力と欧州企業の萎縮 |
第15回 | 先端産業の構造的劣位と欧州企業の困難 |
第16回 | 市場統合と通貨統合のワン・セット的展開と苦境脱却の試み |
第17回 | ユーロの出現と欧州企業の環境変化 |
第18回 | 通貨同盟の落とし穴と金融危機 |
第19回 | 2つの錬金術の破綻とEU経済の落ち込み |
第20回 | 実物経済の重篤な不況と欧州企業の行き詰まり |
第21回 | 資本主義の世界経済における四極構造化とドイツ企業の持ち直し |
第22回 | 持続的な需要不足からの復調と輸出需要の拡大 |
第23回 | EU経済の盟主としてのドイツ経済の復調と欧州企業 |
第24回 | 東ヨーロッパの生産基地化と経済の盛り上がり |
第25回 | 取り残される南欧諸国の経済困難と南北分断問題 |
第26回 | 左右のポピュリズムの台頭とEU経済の混迷 |
第27回 | 欧州企業全体の底上げと政治的安定の模索 |
第28回 | ブレグジットにまつわるEU経済の環境変化と欧州企業への影響 |
第29回 | 「EUの10年」の追求と鍵となる欧州企業の活性化 |
第30回 | むすびに代えて――まとめと総括 |