担当者 | 古内 博行 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
読み深めの実践Ⅱ。演習Ⅰに続いて本を読むだけではなく、本で「世の中」を読む営為に携わります。題材は欧州債務危機とユーロ危機にまつわる内容の本にします。ここでは経済が危機に陥った際にリスクを取るべき主体として中央銀行が果たす役割を中心に読み深めます。欧州債務危機とは中央銀行とともにリスクを取るべき主体である国家そのものが債務危機に陥ったものです。それも先進国がです。第二次大戦後初めての出来事です。それだけに中央銀行の資質が問われます。この点を念頭に置いてヨーロッパ経済の現状にリアルに迫っていきましょう。演習の具体的な運営は人数により考えますが、輪読形式で報告とコメントをしてもらいます。
自分の眼をギリギリまで働かせて社会科学的思惟を経済的現実との関わりで伸ばしていくことがねらいです。
出席のうえでの報告、コメント、書評で総合評価。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『すぐわかるユーロ危機の真相 どうなる日本の財政と円』、2012年 | 米倉茂 | 言視舎 |
参考文献 |
自分に信の念を置く一方、著者にも信の念を抱いてその格闘の緊張感のうえに何度でも精読してください。
余程の事情がないかぎり演習には毎回出席してください。なお、授業の内容を読んで面白いと思う学生の参加を希望します。「好きこそものの上手なれ」のことわざにあるとおり、面白い、楽しいという感覚がなければ学問は自分のものにはなりません。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション。演習のねらいを説明するとともに取り上げる本についての紹介をおこなう。 |
第2回 | 学問的営為を自覚する。(1) |
第3回 | 学問的営為を自覚する。(2) |
第4回 | 学問的営為を自覚する。(3) |
第5回 | 学問的営為を自覚する。(4) |
第6回 | 自分を直接にぶつけずに著者の言い分に内在する。(1) |
第7回 | 自分を直接にぶつけずに著者の言い分に内在する。(2) |
第8回 | 自分を直接にぶつけずに著者の言い分に内在する。(3) |
第9回 | 疑義氷解への労苦を厭わず深層的把握を目指す。(1) |
第10回 | 疑義氷解への労苦を厭わず深層的把握を目指す。(2) |
第11回 | 疑義氷解への労苦を厭わず深層的把握を目指す。(3) |
第12回 | 世の中を読む自分を確認する。(1) |
第13回 | 世の中を読む自分を確認する。(2) |
第14回 | 簡潔な書評を各自書く(1200字相当)-自分の言葉をもつ。 |
第15回 | 講評をおこなう。 |