基礎数学特講
担当者
単位・開講先選択  2単位 [経済学研究科 経済学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

 本講義では経済学・経営学に必要な数学の基礎を学習します。内容は大きく2つに分かれ、前半は線形代数、後半は解析学(微積分)です。基本的には、数学的方法に重点が置かれますが、前者は産業連関分析、後者はミクロ経済学での利用・応用を想定しています。授業は各回ともおおむね60分を講義30分を演習として進めます。

授業の到達目標

 経済学・経営学で必要とされる数学の基礎的概念と方法を習得します。

成績評価の方法および基準

 課題レポート(前半1回、後半1回:各50%)で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『経済数学入門』1998年岡部恒治(新世社)
参考文献

準備学修の内容

 前回の復習(特に計算演習)を十分こなしてください。それが次回の講義の予習(理解)につながります。

その他履修上の注意事項

 特別な予備知識は前提としませんが、この分野は本を目で追うだけでは体得できませんので、計算など必ず手を動かす(筆記する)ことを心がけてください。

授業内容

授業内容
第1回 授業の概要説明と基礎知識調査
第2回 ベクトルの考え方
第3回 行列の演算
第4回 行列演算の性質、単位行列と逆行列
第5回 行列式
第6回 逆行列
第7回 行列演算の応用
第8回 行列全般の復習
第9回 微分の概念
第10回 いろいろな関数の微分I
第11回 いろいろな関数の微分II
第12回 逆関数(特に対数関数)と合成関数の微分
第13回 2変数関数の微分
第14回 多変数関数の微分
第15回 微分全般の復習