担当者 | 宮本 亘教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [スポーツ医療学科] | |
科目ナンバリング | BAM-102 |
高齢化社会の到来により、国民の健康に対する関心がますます高まっている。余暇にスポーツ活動を楽しむスポーツ人口の増加はこれを反映している。しかしながら、スポーツ活動には健康維持に有効である一面と、内科的・外科的なスポーツ傷害を生じさせる一面がある。スポーツ活動の利点と欠点を十分に理解することは、スポーツ活動の健康増進への有効な利用へとつながる。
最近いたるところに自動体外式除細動器(AED)をみかける。これは、ヒトの急変時にすぐに使用することにより、命を助けることができる可能性を高めるためである。しかしながら、その適切な使用方法を理解していなければ急変時に何もできない。
生活の医学IIではスポーツと健康に関する問題、急変時の対処法についての講義を行う。また、最近問題になっている医学的なテーマ(救急車の誤った使い方、救急患者のたらい回し、医師不足、さらには過労死)についての講義も行う。医学に興味のある学生に履修していただきたい。
救急医学の基本および問題点を理解する、スポーツ傷害に関する理解を深める。運動器疾患のトピックスに関する理解を深める。
成績評価は第15回目に筆記試験(資料持込不可)を行い、その結果を基に行う。受験資格獲得には14回の講義(15回目は試験)の6割以上の出席を課す。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特になし | ||
参考文献 |
授業資料を配布し、それに則って授業を進める。重要なポイントを強調して解説するので各自授業資料に書き込み、復習として自宅で必ず授業資料に再度目を通すこと。
講義中の私語は厳禁、目に付けばその場で退室を命じる。その場合、今後の当科目の履修継続は認めない。我々の生活に深く関わる医学の知識を身につけたい学生に是非履修していただきたい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | スポーツと医学:スポーツと医学に関する総論を学ぶ。 |
第2回 | スポーツと医学:スポーツに関連した内科疾患について学ぶ。 |
第3回 | スポーツと医学:スポーツに関連した外科疾患について学ぶ。 |
第4回 | 救急医学:救急医学の総論について学ぶ。 |
第5回 | 救急医医学:自動体外式除細動器の使い方を学ぶ。 |
第6回 | 救急医学:骨格に関する救急医学について学ぶ。 |
第7回 | 救急医学:出血とケガに対する初期対応について学ぶ。 |
第8回 | トピックス:骨格に関する疾患に対する内視鏡の適用について学ぶ。 |
第9回 | トピックス:2足歩行と靴による足の障害について学ぶ。 |
第10回 | トピックス:救急車の歴史と問題点について学ぶ。 |
第11回 | トピックス:救急搬送患者のたらい回しの現状についての理解を深める。 |
第12回 | トピックス:医師不足の現状について理解する。 |
第13回 | トピックス:職場における過労死について学ぶ。 |
第14回 | これまでの13回の授業内容のうち、特に重要な知識について再度強調して解説し、その理解を深めていただく。 |
第15回 | まとめと試験 |