図書館情報技術論
担当者宮田 洋輔
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングLIH-102

授業の概要(ねらい)

コンピュータの普及とネットワーク化の進展によって、現代の情報環境は目まぐるしく変化している。そのような状況で、図書館の業務においても、情報システム・情報技術に関する知識の修得は欠かせないものになっている。この授業では、図書館を中心として、データベース、検索エンジン、電子資料など現代の情報を取りまく様々な情報システムと情報技術について解説する。また適宜、演習を行い、実践的な知識の修得を目指す。

授業の到達目標

1)図書館での情報技術の利活用法を挙げることができる
2)情報技術を用いた図書館サービスの特性を説明できる
3)情報検索の考え方に基いて、工夫した検索ができる
4)情報化による問題点とその対策を考えることができる

成績評価の方法および基準

・テスト(50%)、課題(30%)、LMSによる小テスト・授業参加度(20%)により総合的に評価する。ほぼ毎回小テストを課す。
・初回・最終回を含む11回以上の出席と、課題全点提出が必須。出席や課題に不正があった場合は自動的に不合格とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
参考文献『スキルアップ!情報検索:基本と実践』2017中島玲子・安形輝・宮田洋輔著日外アソシエーツ
参考文献『データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方 (講談社現代新書)』2013渡邉英徳著講談社
参考文献『アーカイブのつくりかた : 構築と活用入門』2012知的資源イニシアティブ編勉誠出版
参考文献『メタデータとウェブサービス (わかる! 図書館情報学シリーズ 3)』2016日本図書館情報学会研究委員会編勉誠出版
参考文献『はじめての電子ジャーナル管理 (JLA図書館実践シリーズ 35)』2017保坂睦著日本図書館協会
参考文献『Webを支える技術 : HTTP、URI、HTML、そしてREST』2010山本陽平著技術評論社
参考文献『情報 第2版』2017山口和紀編東京大学出版会

準備学修の内容

・図書館やインターネット、コンピュータの最新の動向に日常的に関心を持つこと
・LMSによる小テストに取り組む

その他履修上の注意事項

・第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること。やむをえず欠席する場合は第2回目までに相談にくること。
・LMSの解答ができる程度のPCに関する知識・技能が必須。
・コンピュータ利用に関する苦手意識がある場合は克服しようという強い意思を持つこと。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回図書館における情報技術の活用
第3回コンピュータの仕組み
第4回情報検索の基礎
第5回データベースの仕組み
第6回検索エンジンの仕組み
第7回インターネット上の情報発信(1)
第8回インターネット上の情報発信(2)
第9回メタデータとセマンティックウェブ
第10回インターネットの仕組みと構造
第11回デジタルアーカイブ
第12回電子資料の管理
第13回情報管理とセキュリティ
第14回最近の情報技術と図書館
第15回まとめ、学習成果の自己評価、授業評価
*授業計画は学習進捗状況によって変更することがある。