図書館施設論
担当者宮田 洋輔
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングLIH-305

授業の概要(ねらい)

図書館がサービスを提供するためには、資料、図書館員と並んで、施設そのものも重要な一要素である。また電子資料やネットワーク情報資源が普及してきた最近では、学習やコミュニティの場としての図書館の役割が見なおさてきている。この授業では、施設・場所としての図書館の役割や機能を理解しより良い図書館サービスについて考えられるようになるために、図書館建築の計画から配置,スペースの設計や各構成要素などについて学習する。

授業の到達目標

1)施設としての図書館の構成要素と機能を説明できる
2)施設としての図書館を評価できる
3)図書館建設のプロセスを説明できる

成績評価の方法および基準

・テスト(40%)、レポート(40%)、LMSによる小テスト・授業参加度(20%)により総合的に評価する。ほぼ毎回小テストを課す。
・テストを受けるためには11回以上の出席と、レポートの提出が必要。出席やレポートに不正があった場合は自動的に不合格とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『図書館施設論 (現代図書館情報学シリーズ)』2014植松貞夫著樹村房
参考文献『よい図書館施設をつくる (JLA図書館実践シリーズ 13)』2010植松貞夫 [ほか] 著日本図書館協会
参考文献『図書館空間のデザイン : デジタル化社会の知の蓄積』2011益子一彦著丸善出版
参考文献『続・図書館空間のデザイン : 実践3事例とICT導入法』2018益子一彦著丸善出版
参考文献『図書館をつくる』2014堀場弘・工藤和美著彰国社
参考文献『図書館を計画する(図書館の現場 9)』2010小川俊彦著勁草書房
参考文献『サインはもっと自由につくる : 人と棚とをつなげるツール (JLA図書館実践シリーズ 33)』2017中川卓美著日本図書館協会
参考文献『図書館建築発展史 : 戦後のめざましい発展をもたらしたものは何か』2010西川馨著丸善プラネット
参考文献『建築設計資料 図書館 1-3』建築思潮研究所編建築資料研究社

準備学修の内容

・日常的に図書館を訪れ、図書館の建物や図書館が設置された環境にも関心を持つこと
・LMSによる小テストに取り組む

その他履修上の注意事項

・第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること。やむをえず欠席する場合は第2回目までに相談にくること。
・LMSの解答及びワープロソフトを使ったレポート作成ができる程度のPCに関する知識・技能が必須。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回地域計画と図書館網計画
第3回建築計画
第4回規模計画
第5回図書館建築の構成要素(1)利用部門と業務部門
第6回図書館建築の構成要素(2)利用部門の各種スペース
第7回図書館建築の構成要素(3)書庫
第8回内装計画
第9回環境計画
第10回サイン計画
第11回大学図書館の評価(1)調査
第12回電子図書館の設計
第13回図書館建築の歴史
第14回大学図書館の事例(2)発表
第15回まとめ、学習成果の自己評価、授業評価
*授業計画は履修者数、進捗状況によって変更することがある。