担当者 | 宮田 智之教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | INR-302 |
本授業では、冷戦終結以降の今日の国際政治について学習します。
現在が激動の時代であることは間違いありません。たとえば、唯一の「超大国」アメリカの影響力低下が観察できる一方で、中国をはじめとする新興国の台頭が顕著です。また、経済のグローバル化の影響や移民・難民の流入といった様々な課題に直面して、多くの国々で排外主義的ナショナリズムが勢いを増しています。さらに、地球規模の環境変化は一層深刻化していますが、この問題への対応をめぐって国際社会はまとまっているとは言い難い状況です。
ただし、日々の報道のみではこうした国際政治の現状とその背景等について十分に理解することはできません。そこで、本授業では、冷戦終結から現在に至る国際政治の展開についてアメリカ外交を中心に学習していきます。また、授業では国際政治学の代表的な理論についても適宜解説していきます。
①国際政治学の基礎的な知識を習得できるようになります。
②国際政治に関する理論的思考力を身につけることができるようになります。
③日々の国際ニュースの背景などがより深く理解できるようになります。
期末試験と平常点に基づき評価します。それぞれの割合は、期末試験:80%、平常点:20%です。授業態度が悪い場合は欠席扱いとすることもありますので注意してください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『戦後アメリカ外交史 第3版』 | 佐々木卓也編 | 有斐閣 |
教科書 | 『現代の国際政治 第4版』 | 長谷川雄一・金子 芳樹編 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 『国際紛争-理論と歴史 第10版』 | ジョセフ・ナイ | 有斐閣 |
①事前に指定されたテキストの該当箇所を読み、基礎的知識を習得し授業に臨んで下さい。
②授業中に配布するプリントを利用して復習して下さい。
①質問は大歓迎です。疑問点、わからない点などがあれば授業後に聞いてください。
②授業中の私語や途中退席等は謹んで下さい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 冷戦の終結 |
第3回 | 天安門事件 |
第4回 | 湾岸戦争 |
第5回 | 冷戦後の国際紛争 |
第6回 | 「唯一の超大国」としてのアメリカ |
第7回 | 2001年同時多発テロ |
第8回 | アフガニスタン・イラク戦争 |
第9回 | 金融危機 |
第10回 | 「アメリカ衰退論」の登場 |
第11回 | アラブの春 |
第12回 | 米中関係 |
第13回 | 米露関係 |
第14回 | リベラルな国際秩序のゆくえ |
第15回 | まとめ |