初級者のためのTOEIC対策講座Ⅱ
担当者吉田 浩二教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [自己啓発支援科目]
科目ナンバリングENG-104

授業の概要(ねらい)

 春期に引き続き、TOEIC受験に向けた試験対策を行います。秋期は、リスニング部門に加え、リーディング部門にも取り組みます。リスニング部門では、春期にはあまり扱わなかったPART4(やや長めの説明文の内容把握)にもチャレンジします。リーディング部門では、基本的な文法事項の確認をしつつ、長文読解問題にチャレンジします。対象は、あくまで目安ですが、現在350~400点レベル、英検準2級1次試験合格程度の学生を想定しています。
 なお、使用するテキストは旧形式のものですが、初級レベルについては、ほとんど影響がないと思われます。変更点が気になる人は、協会発行の『公式問題集』を使っての自習をお勧めします。

授業の到達目標

 リスニング部門
①PART1(短文の聞き取り)→基本単語を正確に書き取ることができ、60~80%程度得点できる。
②PART2(典型的な質問→応答パターン)→場面に応じた定型表現に慣れ、60~80%程度得点できる。
③PART3&4(会話やスピーチの内容把握)→必要な情報のみに集中することで、30~40%程度得点できる。
 リーディング部門
④PART5(文法・語彙問題)→基本事項を理解し、60~80%程度得点できる。
⑤PART6&7(長文問題・図表の読解など)→大意の把握を優先する速読に慣れ、必要な情報を探し出すコツをつかむことで、30~40%程度得点できる。

成績評価の方法および基準

 期末試験100%で評価します。当然、期末試験で一定レベル(=概ね、50点程度。その年の得点分布を考慮し、若干緩める場合あり。)に達しなければ、「不合格」となります。単位稼ぎには向きません。参考までに、2015年度受講者の単位修得率は約83%、2016年度は約73%、2017年度は約82%、2018年度は約70%でした。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『ハロー!! 新TOEICテスト』 池内正直朝日出版社
参考文献

準備学修の内容

 春期の授業とは異なり、毎回の予習が不可欠です。扱う分量が倍増しますので、予め問題を解いてあることを前提にポイント解説を行います。
 さらに、復習も必須です。リスニングについては、自信を持って「聞き取れた」と思えるまで、リーディングについては、基本単語の意味用法を確実に覚えられるまで、念入りに行うこと。長文については、完全に意味を理解するよりも、大意を把握しながら速読できるようになることが大切です。

その他履修上の注意事項

 受講希望者多数の場合、適正な授業環境確保のため、人数制限(=100名程度)する可能性があります。初回または2回目の授業に出席した学生が優先されます。また、過去に、私が担当したこの科目を履修したものの不合格となった上級生は、定員に余裕がある場合のみ再登録を許可します。
 この授業は、「自己啓発」の一環として開講されている科目です。他人の勉学の邪魔をするような非常識な学生は言語道断ですし、努力が嫌いな人もお断りします。授業中の私語等についても、厳しく対処します(→受験資格剥奪、不合格判定)。

授業内容

授業内容
第1回 Guidance、Listening Sectionの復習、履修(希望)受付
第2回 Reading Section PART5~PART7の例題解説
第3回 UNIT1(具体的な学習範囲は、前回授業時に配付するプリントにて指示します。以下、同様。)
第4回 UNIT2
第5回 UNIT3
第6回 UNIT1~3の残り
第7回 UNIT4
第8回 UNIT5
第9回 UNIT6
第10回 UNIT4~6の残り
第11回 UNIT7
第12回 UNIT8
第13回 UNIT9
第14回 UNIT7~9の残り、試験範囲・内容解説
第15回 まとめと期末試験