担当者 | 吉田 浩二教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)] | |
科目ナンバリング | ENL-303 |
英語という言語を探求する学問である英語学には、実に様々な分野があります。この講義では、それらのうち発音・発話に関わる分野である、音声学・音韻論を紹介していきます。かなり専門的な部分も含まれ、理屈を理解するのは難しいかもしれませんが、英語を学習する上でのヒントとして生かしてもらえたらと思います。
言語学の知見を、効率的な英語学習に役立てることをめざします。具体的には、
1.発音記号を理解し、辞書で単語を調べた際に、おおよその読み方が分かる。
2.日本語の音声と英語の音声の主な違いを認識する。
3.自然な速度の発話において見られる、音の連結現象等を理解する。
原則として、期末試験100%で評価します。試験には、ノート・参考書・配布プリント・(紙製の)辞書など、ほぼすべて持ち込み可です。ただし、スマホなど通信機器・電子機器類は禁止です。合格ラインは、概ね50点程度です。もしも、授業が難しくて試験ができるか不安だという場合には、試験前に(希望者だけが提出する)レポート課題を与えます。試験当日に課題を提出すれば、試験での不足分を多少補うことができます。ただし、このレポートは、授業内容の復習をかねて出す課題であり、「授業に出なくても、レポートを出せば単位が取れる」という意味ではありませんので、誤解しないで下さい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『大学英語ディクテーションのエッセンス』 | Ed Martin | 朝日出版社 |
教科書 | 上記テキストは、第8回目の授業から使用します。その他、適宜プリントを配布します。 | ||
参考文献 |
原則として、予習は不要ですが、その分復習が必要です。授業では、大まかな流れ・重要なポイントしか板書しません。キーワード等を出発点に、図書館の参考書を利用して発展学習をすると、より理解が深まり、大学生らしい勉強になります。
旧カリキュラムまたは他学部で履修する場合は、『英語音声学』に相当します。カリキュラムによって配当年次が異なるので、注意してください。参考までに、旧カリキュラムにおける合格率は、2016年度が約72%、2017年度が約70%、2018年度が約66%でした。これを見てもわかる通り、楽な科目ではありません。自ら「何かを学び取りたい」という意欲に欠ける人は、他の授業を探すことをお勧めします。また、授業妨害とみなされる行為があった場合は、期末試験の受験資格を剥奪します(ので、当然不合格となります)。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 英語学とは 英語学の諸分野 |
第2回 | 音素と音素記号、発音記号、IPAリテラシー |
第3回 | 母音(1) 短母音 |
第4回 | 母音(2) 長母音・二重母音 |
第5回 | 子音(1) 有声音と無声音 |
第6回 | 子音(2) 調音部位による分類 |
第7回 | 子音(3) 調音方法による分類 |
第8回 | 音変化(1) 短縮 |
第9回 | 音変化(2) 連結 |
第10回 | 音変化(3) 消失 |
第11回 | 音変化(4) 脱落 |
第12回 | 音変化(5) 同化 |
第13回 | 音変化(6) 弱化 |
第14回 | 強勢・音調 |
第15回 | まとめと期末試験 |