日本政治論Ⅰ
担当者鬼頭  誠教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングPOL-201

授業の概要(ねらい)

 日本政治の現在を、歴史、理論、行動、国際比較なども念頭に、多角的に捉えつつ解説し、議論の材料を提供し、一方、受講学生には主体的に考え発言することを毎回の授業で促します。事例として、毎回、「今朝」のニュース、新聞・雑誌・テレビ・SNS等に登載される報道・論説に注目しながら、授業を構成していきます。
 政治学をすでに履修した人、並行的に履修する人、これから政治学を学修しようとする人、すべてを念頭において授業します。
 授業は、民主政治体制下の「国民」としての政治的素養を培い、就活・公務員試験にも役立つ知恵を育成することを目標に、双方向を心がけながら進めます。

授業の到達目標

 実用的で発展的な授業内容の理解と応用ができる
 民主政治の下における主権者国民としての意識が向上する
 就職試験・公務員試験への対応力が向上する

成績評価の方法および基準

 授業内評価(レポート、発言)50%と期末試験50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『政治学のナビゲーター』(2018年)2,200円+税甲斐祥子・宮田智之著北樹出版
参考文献日刊の新聞各紙、月刊『中央公論』

準備学修の内容

 日々、自宅や図書館で新聞を読み、政治ニュースに関心を高めることを習慣づけて授業に臨むことを求めます。授業で使ったプリントをフル活用して期末試験(授業内試験)に挑戦します。毎回の授業は録画録音されますから、復習などに活用します。

その他履修上の注意事項

 シラバスは目安で、適宜変更することがあります。近年まで政治・外交・憲法担当の新聞記者でしたので、日々の新聞報道を活用した授業を心がけます。
 授業中の行動はすべて就活に直結すると考えて、礼儀正しく、現実的、前向きに授業に臨みましょう。

授業内容

授業内容
第1回 日本政治の捉え方――現代以前の日本 経済学と現代(1)
第2回 明治憲法体制 経済学と現代(2)
第3回 戦後の体制(自民党中心)による政治 経済学と現代(3)
第4回 国家の枠組みからみた日本 経済学と現代(4)
第5回 政治体制でみた日本 経済学と現代(5)
第6回 選挙制度でみる日本政治
第7回 政党制から見た日本政治
第8回 政府と国民との距離
第9回 政権(執政)のあり方――大統領制との比較で考える
第10回 政策過程における官僚・利益団体の行動
第11回 中央と地方自治
第12回 政策――安全保障
第13回 政策――国際経済
第14回 メディアと政治の関係
第15回 まとめと試験
  (注)以上のテーマは、時事報道の動向により、変更する場合があります。