担当者 | 柿沼 陽平 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HAA-102 |
本概説では、おもに中国史を軸とする東アジア史全般について、最新の学界動向をふまえつつ検討する。そのさいに、ヴィジュアルな授業を心がけ、各時代・各地域の遺跡や遺物の写真を数多く紹介するつもりである。また経済学・文化人類学・社会学の成果をも随時援用する。これらを通じて学生の皆さんには、中国通史を学習するのみならず、ものごとを多角的に考察する目も養ってもらいたい。
なお前期の「東洋史概説Ⅰ」では夏代から前漢代までを、後期の「東洋史概説Ⅱ」では後漢代から現代までを扱う。
・東洋史のおおまかな流れを理解する。
・各時代・各地域における歴史のありようとその特性を理解する。
・平常点30%
・授業内試験70%(授業中に説明する基本的用語について、穴埋め問題を課す。最終授業で行なう)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『東洋史概説講義ノート』(2017年) | 柿沼陽平 | 帝京大学文学部柿沼陽平研究室 |
教科書 | ※初回授業までに全員買いそろえておくこと。授業で毎回使用する。 【参考書】授業中に適宜指示する。 | ||
参考文献 |
・授業で説明した内容の理解に努める。
・授業中に紹介した論文・書籍を適宜読む。
・私語厳禁。まじめな学生を歓迎する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(本講義の目的と概要) |
第2回 | 漢帝国の崩壊と『三国志』の世界 |
第3回 | 門閥貴族の台頭 |
第4回 | 五胡十六国から北魏へ――遊牧世界と農耕世界の融合と齟齬―― |
第5回 | 北魏から隋唐へ――怒れる遊牧民の矛先―― |
第6回 | 世界帝国としての唐 |
第7回 | 科挙の確立と唐宋変革論 |
第8回 | 大モンゴルの成立とその世界的余波 |
第9回 | 中国とはなにか――明の悩み―― |
第10回 | 銀と世界史 |
第11回 | 嵌められた清帝国とその後――アヘンがもたらしたもの―― |
第12回 | 大分岐論争のゆくえ |
第13回 | 現代中国への道 |
第14回 | 総括① |
第15回 | 総括② |