担当者 | 岡部 遊志教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | GGR-202 |
本講義では「地誌学」という学問を扱います。地誌学とは、対象となる地域を定め、その地域の様々な事柄を学ぶ学問です。
グローバル化の進展により、私たちの周りには外国製品が溢れ、テレビやインターネットを見れば、外国のニュースが目に飛び込んできます。私たちはそうした世界の動きに、時に短絡的に反応してしまいます。また特に多いのが、「〇〇という国は・・・」という一面的な見方です。しかし、多くの国はそれほど単純には捉えることはできません。多くの場合、一つの地域においてもその内部には多様性があり、一面的には捉えられません。また、これは日本においても同様で、日本の各地域にはそれぞれの多様性があります。
こうした多様性を理解するためには、まず、地域についての基礎知識を獲得し、その上で地域を複数の側面から分析することが欠かせません。
基礎知識を獲得するために、教員による講義よって特に自然・気候的な観点、農業・工業の観点、社会・経済的な観点に着目し、対象地域の基礎的な事項を学びます。そして、知識を定着させるために復習の課題を課します。また地域を分析するために、レポートを課し、実際に地域について多様な観点から調べてもらいます。
なお、本講義ではまず地誌を学ぶことの意義などについて概説した後で、世界や日本の各地域をピックアップしその地域の地誌について解説します。またIでは世界地誌を、IIでは日本地誌を扱います。
1、日本の様々な地域や、その地域の経済について、基礎的な知識を習得する。
2、事例の分析を学ぶことを通じて、地域を多様な視点から理解し地域の多様性を学ぶとともに、地域をより相対的、多面的に理解できるようになる。
リアクションペーパー:20%
レポート:20%
予習復習:20%
期末試験:40%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストは用いません。 | ||
教科書 | |||
参考文献 | |||
参考文献 | 『新詳 資料地理の研究』 | 帝国書院 |
授業終了時に復習のための課題を配布します。この課題はLMSを通じたものになることもあります。
地誌学Ⅰ・IIと両方履修すると世界と日本の地誌が学べるため、両方履修することが望ましいです。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション ―日本の地誌を学ぶ意義― |
第2回 | 北海道の地誌 |
第3回 | 東北地方の地誌(1) ―東北地方の自然・農業― |
第4回 | 東北地方の地誌(2) ―東北地方の都市・産業― |
第5回 | 関東地方の地誌(1) ―関東地方の自然・農業― |
第6回 | 関東地方の地誌(2) ―関東地方の都市・産業― |
第7回 | 東京大都市圏の地誌 |
第8回 | 中部地方の地誌(1) ―名古屋都市圏を中心に― |
第9回 | 中部地方の地誌(2) ―中央高地・北陸― |
第10回 | 近畿地方の地誌(1) ―都市的な地域― |
第11回 | 近畿地方の地誌(2) ―非都市的な地域― |
第12回 | 中国地方の地誌 |
第13回 | 四国地方の地誌 |
第14回 | 九州地方の地誌 |
第15回 | 沖縄と島嶼部/授業のまとめ |