担当者 | 岡田 行雄 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [資格科目] | |
科目ナンバリング | ESS-104 |
生徒指導は、学校教育目標を達成するための重要な機能の一つであり、一人一人の生徒の個性の伸長と社会性の発達を促し、自己実現を助ける営みである。生徒指導の在り方について、理論と実践から学ぶ。
(1)児童・生徒理解に基づいた生徒指導の考え方
(2)生徒指導の考え方の変遷
(3)問題行動についての指導(いじめ、不登校、校内暴力等)
(4)進路指導(キャリア教育)の考え方の変遷と実践等
・授業では事例分析やディベート等も取り入れ、実践的な内容とする。
・学生は、生徒指導の考え方や実践方法を学び、基礎的な生徒指導の在り方を説明できる。
・学生は、生徒指導と他の教科、領域との関係について理解し説明できる。
・学生は、進路指導(キャリア教育)の在り方、ガイダンス機能を理解し説明できる。
・授業への参加(授業中の活動、小課題等) 20%
・課題作文 20%
・定期試験 60%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特になし | ||
参考文献 | 必要に応じて資料を配布する。 |
・学校の問題行動等の報道に常に注意を払い情報の収集に努める。
・経済界の変化等にも注目し、進路指導に関わる情報の収集に努める。
・教師としての必要な資質を養うためにも「生き方指導」である生徒指導、進路指導は極めて大切な科目である。また、生徒指導と学習指導は車の両輪と言われている。特に生徒指導は理論と実践の融合が重要である。
このことを心に留めしっかり勉強して欲しい。
・資料等を多く配布するために科目のクリアファイルを1冊用意する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション ・授業の目的と内容、授業の進め方・受け方、参考文献、シラバスの内容、評価の仕方等 ・生徒指導・進路指導の基本的な考え方 |
第2回 | 生徒指導の考え方 1 ・生徒指導と人間形成 ・生徒指導の理念と現実 |
第3回 | 生徒指導の考え方 2 ・生徒指導の変遷と課題 ・学校教育、教育課程の中の生徒指導 |
第4回 | 生徒指導と児童・生徒理解 ・児童・生徒理解の基本と人間観 ・児童・生徒理解の方法 |
第5回 | 生徒指導の内容と方法 ・生徒指導と人間関係 ・個別指導と集団指導 |
第6回 | 生徒指導と教育相談 ・カウンセリングの理論と方法 ・コーチングの理論と方法 |
第7回 | 学校不適応と問題行動 ・児童・生徒の逸脱行為と規範意識 ・問題行動、非行、犯罪、暴力、いじめ、不登校 |
第8回 | いじめ防止と指導 ・いじめの発生状況、要因・背景 ・いじめの対応、防止と指導 |
第9回 | 不登校の背景と指導 ・不登校の発生状況、背景・要因 ・不登校への対応、指導と援助 |
第10回 | 生徒指導と学級経営 ・学級集団づくり ・学級活動と生徒指導 |
第11回 | 生徒指導と学校経営 ・学校の指導体制と生徒指導組織 ・懲戒と体罰 |
第12回 | 学校における生徒指導の新たな展開 ・開かれた生徒指導の展開 ・家庭、地域社会、関係諸機関との連携 |
第13回 | 進路指導(キャリア教育) ・進路指導の考え方と変遷 ・進路指導の理念と課題 |
第14回 | 進路指導の内容と方法 ・学習指導要領と進路指導 ・進路指導の内容、指導計画、指導体制 |
第15回 | 学校における進路指導の新たな展開 ・進路指導の諸理論、キャリア教育の推進 |