担当者 | リネペ アンドレ教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [日本文化学科] | |
科目ナンバリング | HIT-304 |
本講義では日本近世と近代の政治思想史を学ぶ。歴史的資料を精読しながら、前近代と近代の「政治」の観念を考えたい。日本近世と近代における政治の観念を深く理解するために前近代の中国における思想史や西洋政治思想史と比較する場合もある。また、日本政治思想に関する著名な研究書を紹介する。秋学期には明治初期の政治哲学者である福沢諭吉(1825~1901)の『学問のすゝめ』を精読し、様々な明治期の政治論を検討する。
・日本思想史の理解を深める
・江戸時代の思想史における思想家とその教えを説明することができる
・江戸時代の政治思想史に関する研究アプローチとその歴史を説明することができる
・平常点(40%)講義への積極的参加と、リアクションペーパーへの回答
・試験(60%)きちんとした理由なしで試験を欠席すると0点の評価となるので注意する
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『現代訳 学問のすすめ』 | 福沢諭吉;伊藤正雄訳 | 岩波現代文庫 2017 |
参考文献 | 『学問のすゝめ』 | 福沢諭吉 | 岩波文庫 1978 |
参考文献 | 『文明論之概略』 | 福沢諭吉・松沢弘陽校注 | 岩波文庫 1995 |
参考文献 | 『福翁自伝』 | 福沢諭吉・富田正文校訂 | 岩波文庫 1978 |
以下のような準備学習課題を課する。授業は各自の予習をもとに進めるので、やっていないと授業での活動を深めることが難しくなる。
・講義内で指示した文献を読む
・講義の出席前に前回の授業のノートを読み返し、復習する
・受講希望者は必ず初回の授業に出席する
・学生証を所持する
・欠席や遅刻は止むを得ない場合は例外とし、定時には着席する
・講義計画は適宜変更する可能性がある
・合理的配慮などによる特別な理由がない場合、パソコンの持ち込みは禁止
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(自己紹介、授業目的、授業目的、授業方法、成績評価の説明について) |
第2回 | 『学問のすゝめ』、合本学問之勧序と初編 ・準備学習課題①の発表・討論(グループワーク) |
第3回 | 『学問のすゝめ』、二編 ・準備学習課題①の発表・討論(グループワーク) |
第4回 | 『学問のすゝめ』、三編 ・準備学習課題②の発表・討論(グループワーク) |
第5回 | 『学問のすゝめ』、四〜六編 ・準備学習課題③の発表・討論(グループワーク) |
第6回 | 『学問のすゝめ』、七編 ・準備学習課題④の発表・討論(グループワーク) |
第7回 | 『学問のすゝめ』、八編 ・準備学習課題⑤の発表・討論(グループワーク) |
第8回 | 『学問のすゝめ』、九〜十編 ・準備学習課題⑥の発表・討論(グループワーク) |
第9回 | 『学問のすゝめ』、十一編 ・準備学習課題⑦の発表・討論(グループワーク) |
第10回 | 『学問のすゝめ』、十二編 ・小論文の課題についての紹介(全員) |
第11回 | 『学問のすゝめ』、十三編 ・準備学習課題⑧の発表・討論(グループワーク) |
第12回 | 『学問のすゝめ』、十四編 ・小論文の課題についての発表① ・他者の論文を評価する(ピアレビュー) |
第13回 | 『学問のすゝめ』、十五〜十六編 ・小論文の課題についての発表② ・他者の論文を評価する(ピアレビュー) |
第14回 | 『学問のすゝめ』、十七編 ・小論文の課題についての発表③ ・他者の論文を評価する(ピアレビュー) |
第15回 | 総括と小論文の締め切り ・小論文の課題についての発表④ ・他者の論文を評価する(ピアレビュー) |