授業の概要（ねらい）

企業の真の主役は、法人格をもつ企業そのものではなく、あくまでその企業を指揮する生身の経営者です。この授業は、私の日本経済新聞記者時代の大先輩である永野健二氏の近著『経営者　日本経済生き残りをかけた闘い』（新潮社）を題材に、波乱万丈の戦後日本経済を闘い抜いた経営者たちの生き方を紹介しながら、現代の日本企業にとっての意義と課題を浮き彫りにします。これによって日本経済のリアルな現実を皮膚感覚で理解する力、他の人に説明する力、現代の日本企業が直面する課題に取り組む力を養います。授業で感じた疑問、意見、感想、要望などはミニッツペーパー（MP）に書いて提出してください。次回の授業で「MP通信」の形でまとめてお答えします。

授業の到達目標

①教科書１冊を１年かけて深く読み通す根気を身につける。
②戦後から現代にかけての日本企業についての基礎的な知識を理解し、他の人に説明できるようになる。
③現代の日本企業が直面する課題に取り組む力を養う。

成績評価の方法および基準

①MP点が60％（MP１回４点×15回＝60点、公欠の場合は２点）
②期末レポートが40％
③MPで鋭い質問、なるほどという意見、感想には①②とは別に特別加算（10～20点）あり。

教科書・参考文献

準備学修の内容

①授業開始前に教科書を手に入れ、通読してください。分からないことがあっても構わず、最後まで読み通してください。
②各授業の前に教科書のその日の当該箇所をもう一度じっくり読んでください。質問があったら、授業中に聞くか、授業終わりに提出するミニッツペーパー（MP）に書いて出してください。
③現代の企業は生き物であり、どんどん変わっていきます。そのリアルな動きをつかむために、『日本経済新聞』（紙の新聞でも電子版でも構いません）を毎日読む習慣をつけることを強くお勧めします。スマホでも図書館でも読めます。

その他履修上の注意事項

①授業はできるだけ出席しましょう。出席が３分の２（原則10回）未満の場合は単位を与えません。
②公欠の場合は１か月以内に届けを出してください。
③私語、スマホ操作、飲食は禁止です。注意しても改めない場合は退場となり、MP点（４点）を失うことになります。

授業内容