法律学演習Ⅰ
担当者河嶋 春菜
単位・開講先必修  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

本演習は、憲法に深くかかわるテーマ問題について調べ議論をすることによっ て、憲法への理解を深めるとともに、法学学習に必要な素養を身につけることをねらいとします。アプローチの視点として、生命や健康に関する問題をとりあげたいと考えています。したがって、憲法に関心のある学生に加え、医療等に関する法に関心のある学生の参加も歓迎です。学習の素材は、オリエンテーションで履修生の関心に応じて決定します。授業は、各テーマについてグループ報告と履修生全員での討論とをそれぞれ一コマずつ行います。

報告・討論のテーマの例
・自己決定権(人工妊娠中絶、安楽死など)
・思想良心の自由(思想良心の自由を理由とする治療の拒否など)
・学問の自由(医学研究の自由など)
・居住・移転の自由(感染症患者・精神障がい者の入院など)
・法令の成立(医療に関するルールの制定手続、法令の合憲性担保のしくみなど)

授業の到達目標

・法学の学習のために必要な学習方法(調べ方、報告の方法、レジュメの作り方など) を身に着ける こと
・課題をめぐる法律問題について、法学の用語を使いながら、自分の言葉で論理的に説明できるようになること
・課題について、法学の視点から自分の意見をもち、自分の言葉で論理的に説明できるようになること

成績評価の方法および基準

授業への参加及び発言、報告の内容を評価します(100%)。時折、知識の定着を確認するために 小テストを実施し、その評価によっては成績に加点します。なお、やむを得ない事由以外による欠席を3回以上重ねた者に対しては、成績評価を行うことができません。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜指示します
参考文献

準備学修の内容

報告担当班は報告の3日前までにレジュメを提出する。 報告担当班以外の者は、教科書の該当部分とレジュメを読んで、論点・疑問点を整理し ておく。

その他履修上の注意事項

本科目は継続科目です。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回メソドロジー①調査・研究活動を行うための文献収集の方法と、報告を行うための作法やレジュメの作り方を確認する
第3回メソドロジー②
第4回グループ報告
第5回全員での討論
第6回グループ報告
第7回全員での討論
第8回グループ報告
第9回全員での討論
第10回グループ報告
第11回全員での討論
第12回グループ報告
第13回全員での討論
第14回まとめの討論
第15回まとめ