担当者 | ||
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 初等教育コース] | |
科目ナンバリング | ESS-201 |
小学校を中心に教育課程の意味、構造、内容の構成及び編成のあり方について検討し、教育課程の構成原理、教科・領域等の構成、教育課程・指導計画の作成、教育課程の開発・評価のあり方について具体的に論ずる。
さらに、平成期の教育課程行政の展開を整理し、完全実施を目前にしている新学習指導要領(平成29年改訂)の趣旨を十分に理解し、学習指導要領が目指す教育を理解し、その実現に求められる能力を追究する。
小学校教育を進める上で必要な教育課程にかかわる基礎的な素養を身につける。具体的には以下の通り。
①教育課程について、その意味、内容、構成原理などについて理解すること。
②学習指導要領の変遷を踏まえ、平成29年改訂の新学習指導要領が目指す教育について理解すること。
③教育課程の意義と編成・評価(PDCAサイクル)について理解すること。
授業中における「振り返り」、レポート(数回)と試験により総合的に評価する。「振り返り」20%、レポート40%、試験40%で評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 平成29年3月告示「小学校学習指導要領」及び「小学校学習指導要領解説 総則編」を購入すること。 | 文部科学省 | |
参考文献 |
中央教育審議会答申(H29.12.21)を文部科学省ホームページにより読み取り、改訂の背景と方向性についてレポートにまとめておくこと。
学生自身が主体的・対話的な学習を体験するため、授業への主体的、積極的な姿勢をもって臨んでほしい。また、授業の終末に振り返りを書き、仲間とシェアする。レポートは、講義内容及び講義で配布する資料及び参考文献等を参考に自分の考えをまとめ、図解して作成する。期限を厳守すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション、教育における教育課程の意味と必要性 |
第2回 | 教育課程の基準としての学習指導要領と関連する教育法制 |
第3回 | 学習指導要領改訂の趣旨と新学習指導要領:教育課程編成の重点と課題 |
第4回 | 新学習指導要領が目指す教育1 ・・・「社会に開かれた教育課程」と「カリキュラム・マネジメント」 |
第5回 | 新学習指導要領が目指す教育2 ・・・「主体的・対話的で深い学び」を巡って |
第6回 | 新学習指導要領が目指す教育3 ・・・「外国語活動及び外国語科、国際化への対応」を巡って |
第7回 | 新学習指導要領が目指す教育4 ・・・「情報教育及びプログラミング教育」を巡って |
第8回 | 主体的・対話的で深い学びの実現から見ての課題とその改善 |
第9回 | ・カリキュラム・マネジメントの充実から見ての課題とその改善 ・学習・指導と評価の在り方 ・学校間の接続、学びの連続性 |
第10回 | 資質・能力の育成から見ての課題とその改善・・・レポート発表と協議 |
第11回 | 主体的・対話的で深い学びの実現から見ての課題とその改善・・・レポート発表と協議 |
第12回 | 情報化及び国際化から見ての課題とその改善・・・レポート発表と協議 |
第13回 | カリキュラム・マネジメントの充実から見ての課題とその改善・・・レポート発表と協議 |
第14回 | 保育園・幼稚園と小学校、小学校と中学校との連続性から見ての課題とその改善・・・レポート発表と協議 |
第15回 | まとめとテスト |