担当者 | 野口 剛教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | ESS-201 |
この授業は、教員をめざす人が社会学の見方や考え方を習得するためのものです。そして、その手始めとして身近な学校に関係するさまざまな現象を、社会学という知的枠組みをつかって理解することを行ないます。
特にこの授業において学んでほしいことは、教室・試験・校則・制服・教科書・遅刻・忍耐・教員の服装・所属意識・学歴・偏差値・通知表といった、これまで当然とされていたものを、社会学的にみるとどうなるのかということを考えてみることです。さらに、そうした見方を、社会で発生しているさまざまな現象にも応用していったもらいたいと思います。
➀ 学校などで見られる日常的な現象を社会学的方法で考えられること。
② 社会で発生している現象の理解に社会学的方法を適用できること。
すべての授業の3分の2以上出席することが、評価を受けるための前提条件です。その上で、毎回予習ペーパーを提出することが10%、社会学の古典的著作についてのレポート20%、授業への参加の積極性20%、試験50%の割合で判定します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 『学校って何だろう -教育の社会学入門-』 | 苅谷剛彦 | 筑摩書房 |
参考文献 |
毎回、授業であつかう教科書の部分をよみ、それに対する自分の経験や感想を書いてきて提出する。それをもって、出席の証とする。
教職科目の1つです。いつも自分が教育実習の教壇に立っているという状況を思い描きながら、授業に参加して下さい。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | この授業に参加する心構え、この授業の方針、評価の方法など |
第2回 | なぜ勉強するのかについて考える。 |
第3回 | 教室とはいったいどんな空間なのかについて考える。 |
第4回 | 試験は何のためにあるのかについて考える。 |
第5回 | 試験と評価の関係について考える。 |
第6回 | 学校での服装について考える。 |
第7回 | 教科書とはどんな本なのかについて考える。 |
第8回 | グローバル化の中で教科書の在り方を考える。 |
第9回 | 「隠れたカリキュラム」について考える。 |
第10回 | 教員の仕事とは何なのかについて考える。 |
第11回 | 学校の担当するべき領域はどこまでかについて考える。 |
第12回 | アイデンティティということについて考える。 |
第13回 | 個性化と同一化について考える。 |
第14回 | 学歴とは何かについて考える。 |
第15回 | まとめと試験 |