心理学情報処理演習ⅠB
担当者望月  要教員紹介, 草山 太一教員紹介, 菊島 正浩, 近藤 紀子, 小松 英海, 辻田 匡葵
単位・開講先必修  4単位 [心理学科 2017年度以前]
科目ナンバリングPOI-102

授業の概要(ねらい)

 コンピュータを心理学の研究に利用する方法と技術を学び、それを使って簡単な実験か調査を体験し、そのデータを『心理学情報処理演習I』で習得した技術も活用して統計的に分析し、心理学で求められる形式に則ったレポートにまとめるまでの一連の作業を実習する。

授業の到達目標

(1) 統計分析言語「R」を使って、データの統計分析とグラフの作成ができる。(2)各種プログラミング言語やスクリプト言語などを心理学の研究に利用する方法を学び、その初歩的技術を習得する。(3)以上の知識と技術を総合的に活用して、調査・実験によりデータを収集し、統計的分析を行ない、その結果から形式の整ったレポートを作成できるようになる。

成績評価の方法および基準

 出席を重視する。随時、課題の提出を求め、その到達度などから総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

 積み重ねによる学習が求められるので、欠席したり、理解できないことを質問しないでそのままにしたりすれば、先に進めず、どんどんと遅れていくことになる。授業で分からなかった箇所については、十分に復習しておく必要がある。演習に必要な資料は適宜、配布の予定である。

その他履修上の注意事項

 課題については、提出期日を守って必ず提出すること。授業を欠席すると履修が難しくなる。やむを得ず欠席した場合、欠席した日の授業内容を各自で実習し課題があれば提出すること。実習にはデータ保存用のUSBフラッシュメモリーが必要なので、初回の授業日から必ず持参すること。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:『心理学情報処理演習I』を振り返り、今後の授業計画や内容について説明する。
第2回データの集計・図表の作成と分析1: ExcelとRの復習を行う。
第3回データの集計・図表の作成と分析2: ExcelとRの復習を行う。
第4回χ2検定1:χ2検定について学ぶ。
第5回χ2検定2:χ2検定によるデータ分析を行う。
第6回χ2検定3:χ2分析によるデータ分析の結果からレポートを作成する。
第7回プログラミング1: 心理学の実験や調査のために、プログラミング言語やスクリプト等を学ぶ。
第8回プログラミング2: 心理学の実験や調査のために、プログラミング言語やスクリプト等を学ぶ。
第9回プログラミング3: 心理学の実験や調査のために、プログラミング言語やスクリプト等を学ぶ。
第10回プログラミング4: 作成したプログラムを用いてデータを収集する。
第11回データ分析1:第10回で収集したデータについて、グラフや表に整理し、適切な統計分析を行う。
第12回データ分析2:第10回で収集したデータについて、グラフや表に整理し、適切な統計分析を行う。
第13回レポート作成1: 第11-12回の分析結果をレポートにまとめる。
第14回レポート作成2: 第11-12回の分析結果をレポートにまとめる。またレポートを元にPowerpointのスライドを作成する。心理学科のウェブ・サイトへのレポート提出の練習を行う。
第15回プレゼンテーション: 第11-12回の分析結果をPowerpointを使って発表する。