担当者 | 三竝 康平教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-314 |
「イノベーション」は非常に曖昧な概念であり、明確に定義することは難しいが、例えばそれを「何らかの新しい価値を生み出すこと」と定義することは出来る。社会では多くの人が、大小問わず「何らかの新しい価値」を生み出すことで生計を立てている。そして「何らかの新しい価値」が大きく積み重なることで企業や国は発展する。言い換えれば、イノベーションは企業や国の発展にとって極めて重要なエンジンの一つであると言うことが出来る。多くの皆さんの身近にある自動車も、家電製品も、そしてAmazonやiPhoneも、イノベーションが無ければ存在しなかったでしょう。このように、曖昧であるにもかかわらず非常に重要な概念である「イノベーション」について知ることは、皆さんが大学を卒業して社会に出てゆく上でも非常に大切なことであると確信している。
本講義では、シュンペーターの議論から知的財産権制度、新製品開発など「イノベーション」についての基本的な事項を、経営学・経済学の垣根を越えて横断的に整理する。加えて、第二世代イノベーションやリバース・イノベーションなど、イノベーションに関する最新の議論を分かり易く紹介することで、「イノベーション」について体系的に理解できることを目指したい。
イノベーションについて多角的に検討することにより、受講生の皆さんが独自の「イノベーション像」を構築することが出来る。
期間中に実施される2度の試験によって100%評価する。ただし、授業への参加・貢献(質問への回答など)については別途加点する。試験の出題範囲(内容)等は事前に告知をするので、各自できちんと準備をすること。試験は論述形式(参照可)を予定している。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業では板書とパワーポイントを併用する。 | ||
教科書 | 参考書等についての詳細は、ガイダンスの際に説明する。 | ||
参考文献 | 『イノベーション・マネジメント入門』 | 一橋大学イノベーション研究センター編 | 日本経済新聞出版社 |
専門的な用語等については適宜分かり易い解説を加えるため、予習は一切必要ない。復習に関しては、参考書等を元に行うことが望ましいが、それに加えて新聞や雑誌、インターネットでイノベーションに関する記事を見つけたらさっと目を通すなど、主体的に学習することが非常に重要である。
授業中の私語は一切認めない。
板書等をメモできるノートやルーズリーフを用意しておくことが望ましい。
資料の配布等に用いるLMSの使い方を確認しておくこと。
各回の授業内容は基本的に下記の通りであるが、受講者の希望や理解度により、内容や進度は適宜変更する。詳細はガイダンスの際に説明する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | イノベーションとは |
第3回 | イノベーションはどこから生まれるか① |
第4回 | イノベーションはどこから生まれるか② |
第5回 | イノベーションと企業戦略 |
第6回 | イノベーションと経済発展① |
第7回 | イノベーションと経済発展② |
第8回 | これまでのまとめと理解度確認テスト |
第9回 | 技術政策 |
第10回 | 知的財産権制度① |
第11回 | 知的財産権制度② |
第12回 | 研究開発① |
第13回 | 研究開発② |
第14回 | プロダクト・ライフサイクル・モデル |
第15回 | 講義全体のまとめと理解度確認テスト |