東洋史概説Ⅰ(教職)
担当者澁谷 由里教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングESS-203

授業の概要(ねらい)

「中国史のスタンダードを学ぶ」(前近代史)
 世界史のなかでも大きな比重を占める中国史を、高校世界史教科書に沿って学びなおします。入試対策の暗記から脱し、各時代の特徴や中国社会の本質が理解できるように、また日本とのかかわりや、世界に占める中国の重要性が理解できるように教えたいと思っています。中国史が苦手な人、入試で世界史を受験しなかった人も安心して受講してください。また中国史の基本がわかっている人でも、通史の学びなおしには得られるものがあるでしょう。

授業の到達目標

1、中国の通史に対して、基礎的な理解が持てるようになる。
2、中国史の各時代の特徴、社会の本質が理解できるようになる。
3、日本とのかかわり、世界における中国のステイタスについて理解できるようになる。

成績評価の方法および基準

・授業内ミニテスト(複数回、60%)
・中間テスト(20%)
・期末テスト(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『詳説 世界史 世界史B』
(以下、シラバス内では『詳』と略)
木村靖二・岸本美緒・小松久男山川出版社
教科書※上記を所持していない履修者は、 『もういちど読む山川世界史』 (以下、シラバス内では『も』と略)「世界の歴史」編集委員会山川出版社
参考文献『<軍>の中国史』澁谷由里講談社現代新書

準備学修の内容

「各回の授業内容」に示された、テキストの該当部分をあらかじめ読んでおくこと。
ノートを取り終えたら放置せず、次回までに内容を整理しておくこと。
書写が間に合わなかった漢字は、自分で調べてノートしておくこと。

その他履修上の注意事項

遅刻厳禁(ミニテストに間に合わない)。また体調不良や重要な所用以外での途中退室はしないこと(抜けている間の内容が重要であることが多い)。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンスー教員の自己紹介、授業概要説明ー
第2回中国文明の誕生から春秋戦国時代まで
『詳』pp.65-69 、『も』p.9、pp.36-7、p.39コラム
第3回古代統一王朝としての秦と漢
『詳』pp.70-74、『も』pp.38-42
第4回南北分裂の時代(魏晋南北朝時代)
『詳』pp.81-85、『も』pp.48-51(コラム)
第5回南北統一と拡張の時代(隋・唐)
『詳』pp.87-91、『も』pp.50-54
第6回北方勢力の繁栄(五代十国時代と契丹<遼>、金)、中間テストの説明
『詳』pp.92-93、pp.158-160  『も』p.55、pp.59-60
第7回中間テスト、<終了後>宋代の政治
           『詳』pp.160-162、『も』pp.55-56
第8回宋代の経済と文化、モンゴルの台頭
『詳』pp.162-167、『も』pp.57-61
第9回モンゴルの全盛と衰退
『詳』pp.168-169、pp.178-179  『も』pp.62-64
第10回明代の政治と軍事Ⅰ(初期から中期)
『詳』pp.180-182, pp.184-186 『も』pp.64-65
第11回明代の政治と軍事Ⅱ(中期から末期)
『詳』pp.180-182, pp.184-186 『も』pp.64-65
第12回清代の政治と軍事Ⅰ(初期から中期)
『詳』pp.187-190 『も』pp.66-67
第13回清代の政治と軍事Ⅱ(中期から近代直前期)
『詳』pp.187-190 『も』pp.66-67
第14回明代・清代の経済と文化、期末テストの説明
『詳』pp.182-184,pp.191-192 『も』pp.68-70
第15回総括と期末テスト