東洋史概説Ⅱ(教職)
担当者澁谷 由里教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングESS-204

授業の概要(ねらい)

「中国史のスタンダードを学ぶ」(近現代史)
 世界史のなかでも大きな比重を占める中国史を、高校世界史教科書に沿って学びなおします。入試対策の暗記から脱し、各時代の特徴や中国社会の本質が理解できるように、また日本とのかかわりや、世界に占める中国の重要性が理解できるように教えたいと思っています。中国史が苦手な人、入試で世界史を受験しなかった人も安心して受講してください。また中国史の基本がわかっている人でも、通史の学びなおしには得られるものがあるでしょう。

授業の到達目標

1、中国の通史に対して、基礎的な理解が持てるようになる。
2、中国史の各時代の特徴、社会の本質が理解できるようになる。
3、日本とのかかわり、世界における中国のステイタスについて理解できるようになる。

成績評価の方法および基準

・授業内ミニテスト(複数回、60%)
・中間テスト(20%)
・期末テスト(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『詳説 世界史 世界史B』
木村靖二・岸本美緒・小松久男山川出版社
教科書※上記を所持していない履修者は、 『新 もういちど読む山川世界史』 「世界の歴史」編集委員会山川出版社
参考文献『<軍>の中国史』澁谷由里講談社現代新書

準備学修の内容

「各回の授業内容」に示された、テキストの該当部分をあらかじめ読んでおくこと。
ノートを取り終えたら放置せず、次回までに内容を整理しておくこと。
書写が間に合わなかった漢字は、自分で調べてノートしておくこと。

その他履修上の注意事項

遅刻厳禁(ミニテストに間に合わない)。また体調不良や重要な所用以外での途中退室はしないこと(抜けている間の内容が重要であることが多い)。
※秋期からの履修者へ 初回に必ず出席してください。書いてもらいたいものがあります。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンスー春期の振り返りと秋期の概要ー

明代中期から末期の中国
第2回女真(満洲)族の勃興と清朝のはじまり
第3回清朝の全盛と衰退
第4回中国史における近代のはじまり
第5回内乱と中興、日清戦争
第6回義和団事件と日露戦争、中間テストの説明
第7回中間テスト、<終了後>辛亥革命
第8回新文化運動、五四運動と第一次国共合作
第9回国共分裂と満州(洲)事変
第10回日中戦争と第二次国共合作
第11回終戦、内戦、中華人民共和国成立
第12回朝鮮戦争と中・米・ソの対立
第13回大躍進運動とプロレタリア文化大革命
第14回改革開放政策と民主化のゆくえ、期末テストの説明
第15回総括と期末テスト