日本の金融Ⅰ
担当者二村 英夫教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングMOF-101

授業の概要(ねらい)

 金融論はおもしろいです。おかねに関する考え方や経済の仕組みの中で金融の果たす基本的な役割や金融政策について講義します。また、講義を補足するための資料を授業ごとに配布しますので活用ください。

授業の到達目標

 日本も世界も大きな金融の流れの中にあります。バブル現象、バブル崩壊、デフレ不況、リーマンショック、アベノミクスによる異次元金融緩和など金融に関する変動を経て現在があります。こうした変化を理解して大学時代にしっかりとした金融の知識を身につけておくことが重要です。

成績評価の方法および基準

 出席状況(25%)と授業内に出す課題(25%)および期末のテスト(50%)で総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『金融読本[第30版]』島村/中島 著東洋経済新報社
参考文献『中央銀行』白川方明 著東洋経済新報社
参考文献『入門金融 第5版』黒田晁生 著東洋経済新報社
参考文献『金融』岩田規久男 著東洋経済新報社

準備学修の内容

 毎日の金融経済関連のニュースに興味を持ってください。また、講義で配布された資料をもとに復習することを薦めます。

その他履修上の注意事項

 金融論Ⅰと金融論Ⅱは継続して履修することを望みます。講義の中で時間を取り、質問を受けます。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 金融論の世界・経済システムの捉え方
第3回 家計の貯蓄行動
第4回 企業の金融行動
第5回 金融仲介機能
第6回 貨幣について
第7回 貨幣供給のメカニズム
第8回 中央銀行の金融政策
第9回 貨幣数量説と貨幣需要の捉え方
第10回 J.M.ケインズの考え方(貨幣の流動性需要)
第11回 J.M.ケインズの考え方(有効需要と政府の役割)
第12回 IS/LM分析を用いた金融政策、財政政策の効果
第13回 デフレ不況下における金融政策、財政政策の効果
第14回 日本の金融に関する課題
第15回 まとめ