担当者 | カン ビクトリヤ教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-301 |
この演習では、事業を起こして活躍する人、すなわちアントレプレナー(起業家)の経済活動に焦点を置き、現代の経済社会においてアントレプレナーが果たす役割や直面する諸問題について、そして起業家社会の構築による経済の活性化について学ぶ。その際、事業創造における意思決定のメカニズムや、起業家の資質、リーダーシップの一般理論、事業機会の評価と認識、ビジネスモデルの構築などについて考察し、アントレプレナーシップの本質に迫ることを目的とする。
学期の前半では、スタートアップやベンチャー企業について幾つかの参考図書を読みながら、起業家活動や企業家精神、経営戦略・成長戦略などについて経済学的な視点から検討し、その現状と課題について議論する。毎回、あらかじめ指定したテキストの担当箇所について、担当グループがレジュメ又はパワーポイントのスライドを作成・配布し、報告担当者(グループ代表者)が報告を行い、それについて参加者全員で討論を行う。
学期の後半では、グループ学習(3-4人)で一つの研究課題に取り組み、学内外の合同発表会でその研究成果のプレゼンテーションを行う。具体的に、各グループが強い関心を持っている起業家、または日本国内外で成功している企業(比較分析をしたい場合は上位2社)を選択し、その経済活動の背景にある業界の体質や動向、現場で発生する諸問題に関する情報の収集・分析を進めながら、その起業家または企業の成功秘訣を探っていくことを目指す。
①起業家精神、アントレプレナーシップに関する理解を深める
②理論的な知識や戦略分析の基本ツールを用い、企業行動や業界動向について自ら仮説を立て、その仮説の検証に向かって主体的に研究活動に取り組む態度を養う
③論理的・批判的な思考を働かせて、起業家活動にとって必要不可欠な問題発見力・問題解決力を身につける
④小人数のグループ学習を通じて、チームワークやディスカッション能力、レジュメ作成、プレゼンテーションのスキルを磨くことも目標の一つになる
ゼミ中の発言・参加度20点、チームワーク20点、レジュメ(ワード)・プレゼンテーション(PPT)作成30点、研究成果の発表30点。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキスト:履修者の研究テーマ次第、ゼミで学術論文と書籍を紹介します。 | ||
参考文献 | (2004)『アントレプレナーシップ入門』 | D. J.ストーリー著 | 有斐閣 |
参考文献 | (2005)『起業学の基礎:アントレプレナーシップとは何か』 | 高橋徳行著 | 勁草書房 |
参考文献 | (2010)『アントレプレナーシップの経済学』 | 本庄裕司著 | 同友館 |
参考文献 | (2013年)『戦略分析ケースブックVol.3 | 沼上幹、一橋MBA戦略ワークショップ | 』東洋経済新報社 |
参考文献 | (2012年)『戦略分析ケースブックVol.2』 | 沼上幹、一橋MBA戦略ワークショップ | 東洋経済新報社 |
参考文献 | (2011年)『戦略分析ケースブック』 | 沼上幹、一橋MBA戦略ワークショップ | 東洋経済新報社 |
参考文献 | (2010)『ケース・スタディ日本企業事例集―世界のビジネス・スクールで採用されている』 | ハーバード・ビジネス・スクール、日本リサーチ・センター | ダイヤモンド社 |
学期の前半では、報告担当者以外のゼミ生もテキストをよく読んで、疑問点や問題点を整理してくること。担当に決まった場合には、担当箇所の要旨(A4で2-3枚)をワードで作成して提出すること(グループワーク)。担当グループの代表者(報告担当者)を決めて、担当箇所の報告をしてもらう。それに基づいて参加者全員で議論する。
学期の後半では、グループ研究の開始に当たって、各自の「リサーチQ」または「仮説」をできるだけ明白にしてほしい。プレゼンの時はパワーポイントを活用することが望ましい。
演習では、学年を通じてグループ学習をしてもらい、チームワークの能力を鍛えます。同じグループの仲間の学習の妨げにならないように真剣に取り組んでほしい(毎回、ゼミに出席し、課題を期限までに提出する)。
何よりも大切なことは、起業家活動に強い興味を持ち、チームワークを仲良く楽しくさせ、一生の財産になるような仲間を作ることです。学内外の合同発表会の他に、ゼミ飲み会や合宿も実施します。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス:ゼミの進め方について説明する、テキストを決める |
第2回 | テキストの担当グループとチームメンバーを決める 各グループの研究テーマ(リサーチQ)について話し合う |
第3回 | グループ研究の進め方(情報収集、分析方法、注意点など)や、レジュメの作成・プレゼンテーシ ョンの作り方について説明する |
第4回 | 参考文献に沿った読み込み、学生によるプレゼンテーションと討論I |
第5回 | 参考文献に沿った読み込み、学生によるプレゼンテーションと討論II |
第6回 | 参考文献に沿った読み込み、学生によるプレゼンテーションと討論III |
第7回 | 各グループによる研究活動:情報の収集I |
第8回 | 各グループによる研究活動:情報の収集II |
第9回 | 各グループによる研究活動:情報の整理と分析I |
第10回 | 各グループによる研究活動:情報の整理と分析II |
第11回 | 各グループによる研究活動:中間発表I |
第12回 | 各グループによる研究活動:中間発表II |
第13回 | 各グループによる研究活動I |
第14回 | 各グループによる研究活動II |
第15回 | 研究成果の発表会、反省会、秋学期の研究課題のまとめ |