法律学演習Ⅳ
担当者宮田 智之教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSEM-402

授業の概要(ねらい)

 本演習では、アメリカの政治について考察します。
 第二次世界大戦後、アメリカは世界のリーダーとして国際秩序の形成発展に中心的な役割を果たし、冷戦終結後も唯一の超大国として国際社会を先導してきました。ブッシュ政権の初期においてはその影響力の大きさから、アメリカは「現代の帝国」であると言われたほどです。しかし、その後アフガニスタン・イラク戦争が混迷を極め、また2008年秋には金融危機が発生しました。その結果、オバマ政権が発足する頃には「アメリカの衰退」が叫ばれるようになり、代わって目覚ましい台頭を見せる中国などの動向に注目が集まるようになりました。
 しかし、国際政治が過渡期にあることは否定できないにせよ、経済力、軍事力、ソフトパワーなど、どれをみてもアメリカが依然としてもっとも力を有する国家であることは間違いありません。今後もアメリカの政策は東アジアをはじめとする国際社会の動向に多大な影響を及ぼすであろうことは明らかです。
 そこで、本ゼミではアメリカ政治の現状について考察することを目的とします。具体的には、右テーマに関する文献の輪読と、演習参加者による研究発表会を行う予定です。

授業の到達目標

①アメリカ政治外交の基礎的知識を習得できるようになります。
②自ら主体的に課題を設定し、調査研究する姿勢が身につくようになります。
③論理的な思考力が身につくようになります。
④資料収集能力が身につくようになります。

成績評価の方法および基準

平常点とレポートに基づき評価します。それぞれの割合は、平常点:50%、レポート:50%、です。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『壁の向こうの住人たち-アメリカの右派を覆う怒りと嘆き』A.R. ホックシールド岩波書店
参考文献

準備学修の内容

事前に指定されたテキストの該当箇所を読み、基礎的知識を習得するとともに、自らの考え・意見をまとめてきて下さい。

その他履修上の注意事項

①授業に対する姿勢(平常点)を重視しますので、積極的に発言してください。
②授業中の私語や途中退席等は謹んで下さい。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第3回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第4回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第5回演習参加者の研究発表会
第6回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第7回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第8回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第9回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第10回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第11回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第12回担当者による課題文献の報告とディスカッション
第13回演習参加者の研究発表会
第14回演習参加者の研究発表会
第15回まとめ