担当者 | 廣中 直行 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [心理学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | EXP-104 |
この授業は公認心理師施行規則第1条に定める「学習・言語心理学」として開講するものです。したがって公認心理師の資格取得を目指す方は必ず受講してください。将来の資格試験にそなえ、「公認心理師カリキュラム等検討会報告書」で定められた内容、すなわち(1)人の行動が変化する過程、(2)言語の習得における機序、をカバーする内容を講義します。ただし、学習は心理学の主要なトピックのひとつであり、動物行動学、神経科学、認知科学などと密接な関連を保って発展してきました。また、言語も発達心理学や臨床心理学の主要なトピックです。授業ではこうした学問的な広がりも十分にわかってもらえるように工夫します。
「公認心理師カリキュラム等検討会報告書」に基づき、この授業の到達目標は以下の2点とします。
(1)経験を通して人の行動が変化する過程を説明できること。
(2)言語の習得における機序について概説できること。
学期末試験で評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『学習の心理:行動のメカニズムを探る』コンパクト新心理学ライブラリ2 | 実森正子・中島定彦 | サイエンス社(2002) |
教科書 | 『発達の心理:ことばの獲得と学び』コンパクト新心理学ライブラリ4 | 内田伸子 | サイエンス社(2017) |
参考文献 | 新しい学習心理学 | G・シュタイナー(塚野州一ほか訳) | 北大路書房(2005) |
参考文献 | 学習心理学:理論と実践の統合をめざして | 森敏昭・岡直樹・中條和光 | 培風館(2011) |
参考文献 | 言語心理学 | 針生悦子 | 朝倉書店(2006) |
(予習)心理学概論、実験実習など他の科目で学んだことのうち、学習と言語に関連があると思われる項目と本講義との内容が対照できるようなノートを作ること。
・(復習)「プログラム学習」による復習教材をLSMで公開するので、それを復習すること。
本講義は前半が学習心理学、後半が言語心理学に分かれています。学習心理学のうち最初の数回は系統的に話が進むため、連続して出席しなければ内容が理解できなくなるので注意してください。公認心理師資格試験を念頭に置いた科目ではありますが、この授業だけで「学習・言語」・領域の試験対策として万全ということはありません
※ 心理学科の2018年度以降の入学生には、公認心理師受験資格に必要な科目です。
2017年度以前の入学生は、心理学科のホームページを参照してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 第1回から第9回までが学習心理学です。 学習の定義・学習心理学の成立: |
第2回 | レスポンデント条件づけ |
第3回 | オペラント条件づけ |
第4回 | 行動の刺激統制 |
第5回 | 学習と知的な活動 |
第6回 | 学習と動機づけ |
第7回 | 学習と記憶 |
第8回 | 社会的な学習 |
第9回 | 学習心理学の臨床への応用 |
第10回 | 第10回から第15回までが言語心理学です: 言語への心理学的アプローチ |
第11回 | 人が言語を習得する過程・認知発達の概観 |
第12回 | 話しことばの習得 |
第13回 | 書き言葉の習得 |
第14回 | コミュニケーション・第二言語習得の問題 |
第15回 | 言語心理学の臨床への応用 |