担当者 | 新谷 和代 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | EDP-205 |
青年期は,「自分とは何か?」と自問しながら,アイデンティティ(自我同一性)の確立に向けて試行錯誤を重ねる,人生における重要な節目のひとつと言われている。この時期では,物心がつく頃からこれまで歩んできた道のり、今の自分、夢を追いかけながらも次の成人期に向かって課題を見定めようとしている自分という,過去・現在・未来の「自分」が三つ巴になって自分に様々な問いかけをし,「他の何者でもない唯一無二の自分」と「社会の中の一員としての自分」の統合を促していく。
本授業では,以上のような青年期の概要を,発達心理学の見地から説明していくが,同時に,学生同士がお互いに意見を出し合う機会も,学生にとって実りが大きいと思われるので,複数回実施する。このように,講義とグループディスカッションを積み上げていきながら,多面的に青年の発達を理解していくことが,本授業の目標となる。また授業では,社会人のゲストスピーカーを招き,学生時代にどのようなことに留意し,チャレンジすべきかについてお話をいただく機会も持つ。
青年期についての発達心理学的な知識の獲得をめざす。
期末試験60点、小テスト・課題・ディスカッション(出席点を含む)40点で評価する。期末試験は、選択肢問題と論述問題である。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | エピソードでつかむ青年心理学 | 大野 久 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 |
教科書を読んでくること。確認の小テストを,授業開始時または終了前にLMSで実施する。期末テストの準備にもなるので,忘れず持続して取り組むこと。
グループディスカッションやグループ発表を前提に授業を進めるので,履修人数を設定する。履修希望が設定数を超えた場合は抽選となるので,先ずは初回授業に出席すること。希望者が少ない場合は,2回目の授業前に履修を受け付ける。3回目以降は,原則として履修は受け付けない。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション 序 章 青年期を理解する |
第2回 | 第Ⅰ章 青年期のアイデンティティの発達 |
第3回 | 前回授業に関するグループディスカッションとまとめ |
第4回 | 第Ⅱ章 青年期の恋愛の発達 |
第5回 | 前回授業に関するグループディスカッションとまとめ |
第6回 | 第Ⅲ章 青年期の親子関係 |
第7回 | 前回授業に関するグループディスカッションとまとめ |
第8回 | 特別講義(ゲストスピーカ-招聘) |
第9回 | 第Ⅳ章 青年期の友人関係 |
第10回 | 前回授業に関するグループディスカッションとまとめ |
第11回 | 第Ⅴ章 青年期と学校 |
第12回 | 前回授業に関するグループディスカッションとまとめ |
第13回 | 第Ⅵ章 社会に出て行くということ |
第14回 | 前回授業に関するグループディスカッションとまとめ |
第15回 | 期末テストと解説 |