授業の概要（ねらい）

企業の経営の基本を勉強します。基本を修得することで就職に当たって必要となる企業研究が出来るようにして参ります。
具体的には企業のホームページや有価証券報告書等の見方を勉強します。そして、当該企業の特徴等を的確に把握した上で、現状の課題やそれに対する取り組み状況も踏まえ、将来性についての考察ができるよう勉強して参ります。
現代企業論Ⅰにおいては会社の貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書等の財務諸表の読み方を理解した上で、主に定量企業分析アプローチを勉強します。
現代企業論Ⅱにおいては本邦企業を取り巻く日本経済環境について学んだ上で、日本的経営の特徴や、企業経営の本質を学び、経営理念と企業の価値観、そして組織や人事のマネジメントといった経営戦略について勉強します。これら学びを通じて、企業の定性分析アプローチを勉強した上で、総合的な学生の就職目線における企業分析が出来るよう指導して参ります。

授業の到達目標

①就職活動において、企業研究を実施して、自分の価値観等にマッチした企業選別を可能とする知識を身に付けます
②志望動機や入社後どのような仕事をして自分の将来はどうありたいのか、等について論理的に自分の考えを語れるようになる知識の習得を目指します。
③当該企業の安定性、収益性、将来性を分析する手法を身に付け、学生の就職目線での企業分析が可能となるスキルを身に付けます

成績評価の方法および基準

「期中テスト」、「期末テスト」でそれぞれ授業内容の理解レベルのチェックとして四択問題50％、その他小論文や記述問題、簡単な計算問題等を50％にて評価します。

教科書・参考文献

準備学修の内容

①授業前に指定した企業のホームページや有価証券報告書をインターネットを通じて閲覧しておいていただき当該企業の自己資本比率や自己資本利益率(ROE)に関するレポート提出を1回お願いすることがあります
②会社経営の動向を示す新聞記事の資料をお渡しして、次回授業までにその記事に関する自分なりの解説レポートの提出を1回お願いすることがあります

その他履修上の注意事項

就職に際しての面接やエントリーシートの書き方等のハウツーを講義するものではなく、学生の就職目線での企業分析の習得や、就職に対する考え方を深めるという点に焦点を合わせることに留意してください

授業内容