担当者 | 鈴木 拓教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | ECT-204 |
春期のマクロ経済学Ⅰに引き続き、本講義では、入門レベルのマクロ経済学の基礎知識を前提とした上で、初級~中級レベルのマクロ経済理論を解説します。数理的なモデルには極力頼らない説明を心がけますが、その分言葉で説明する部分が増えるので、受講生には、論理的に物事を考える力と集中力が必要とさるのは春期と同様です。
本講義で重視されるのは、「なぜそうなるのか」「なぜそう考えるのか」といった「なぜ」を追求する姿勢です。本講義の受講を通じ、日常の経済現象に目を向ける時に「なぜ」を考える習慣を身に付けて下さい。
1.経済関連のニュースや新聞記事の基本的な内容について人に説明できる程度の基礎知識を習得し、説明できるようにする。
2.マクロ経済学のツールを駆使し、経済現象の大筋をマクロ経済学の基本に則って読み解くことが出来るようにする。
授業期間中に行う小テストまたはレポート(100%)。受講者数により決定します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『スティグリッツ マクロ経済学』(第4版)(2014年) | ジョセフ・E・スティグリッツ/ カール・E・ウォルシュ著 | 東洋経済新報社 |
参考文献 |
教科書を事前に読んで疑問点を箇条書きにしておくことを推奨します。また授業終了後翌週までに、下記の通り授業中の板書・レジュメを基に自分自身の力でノートを編集して下さい。
マクロ経済学Iの単位取得は前提としませんが、同等の知識がなければ合格は難しいと思います。
なお、授業の妨げにならないよう、授業中は静粛にしてください。このルールが守れない場合には、その場で本講義の不合格を言い渡すこともあります。
また、板書はあくまでも皆さんのノート作成の取っ掛かりにすぎません。大学での勉強は、授業が終わってから授業中に書き留めたことや調べたことを基に自分でノートをまとめるのが本番です。知っている情報は省く等して板書の内容を取捨選択し、更にわからなかったところは自分で調べて付け足すなどの工夫を心がけてください。(板書が多いのは手を動かして学習効果を上げるという目的の他、受講生の皆さんの聞き漏らしを防ぐためと、ノートのまとめ方がわからない人でも板書を丸写しするだけである程度ノートが完成するよう配慮しているためでもあります。)
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業案内・イントロダクション-基本的競争モデルとその限界 |
第2回 | 総需要・インフレーション(ADI)曲線 |
第3回 | インフレーションと失業①:短期のインフレ調整 |
第4回 | インフレーションと失業②:ADI曲線とインフレ調整曲線の結合 |
第5回 | マクロ経済政策①:金融政策と財政政策 |
第6回 | マクロ経済政策②:金融政策のルール |
第7回 | 国際金融システム①為替レートの決定 |
第8回 | 国際金融システム②為替レートの管理 |
第9回 | 財市場と貨幣市場の均衡 |
第10回 | 小国開放経済の為替制度と経済政策 |
第11回 | マクロ経済政策論争①:非介入主義者と介入主義者の視点 |
第12回 | マクロ経済政策論争②:政策をめぐる議論 |
第13回 | 財政赤字と財政余剰 |
第14回 | 経済発展 |
第15回 | 体制移行の経済 |