担当者 | 上田 憲一郎教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | ECP-302 |
少子高齢化が進み、厳しい財政状況にある日本では、これからの社会保障をどのような形にしていくべきか、真剣に考える時期にきています。
真に豊かな社会を実現するためには、持続可能な社会保障を目指していく必要があり、このためには国民的な議論の盛り上がりが求められます。
また、社会保障のあり方についての考えは、文化や生活様式、価値観、経済や社会の状況等から様々な影響を受け、一様でないと思われます。
本講義では、社会保険の中から特に年金保険を取り上げて、その内容を講義します。また、企業年金を含む老後の所得保障全般についても概要を学び、
公私年金の役割分担や課題を考えていきます。
なお、企業年金の項目では、必要に応じて実務家・専門家を招聘した講演を検討することがあります。
公的年金や企業年金等の老後の所得保障の概要を習得、理解するとともに、その課題を把握し、解決の方法を主体的に議論できるレベルを目指します
期末テスト60~70%
中間テスト20~30%
講義の中での課題、確認テスト、リアクションペーパー等10~20%
出席状況や受講態度、講義への貢献などを付加的に評価します。
(履修者数や受講状況を勘案の上、評価方法や比率を見直すことがあります)。
なお、出席状況(*)や受講態度が不芳な学生(**)は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外としますので、十分に認識してください。
*6回以上の欠席者は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外とします。6回以上の欠席者は適宜、授業中に掲示しますので、各自で確認してください。
**受講態度の不芳な学生にはその場で退席を命じます。
退席となった学生は、成績評価の対象外とします。救済措置等は一切ありませんので、十分、認識してください。
◆出席システムの不正使用に関しては、厳正に対処します(出席システムの不正使用があった場合は、単位取得は認められません)。
◆出席システムで「出席」の表示がされていても、当該授業中に出題して回収した課題の提出が無い場合は、当該授業について欠席扱いとします。
◆来社証明書の取り扱いについては、大学の規定通りの取り扱いとします。例外は認めませんので、十分、認識してください。
来社証明書の不正利用があった場合は厳正に対処します(来社証明書の不正利用があった場合は、単位取得は認められません)。
◆公欠扱いとなる欠席等の場合は、必ず、事前に教員に届け出の上、欠席となった授業から1週間以内に届を提出してください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業内で指示します。 | ||
参考文献 |
厚生労働省社会保障審議会(特に企業年金部会)の議事録や添付資料などを熟読してください。。
また、日本経済新聞や経済専門誌の年金保険や企業年金に関連する記事には目を通してください。
年金保険や企業年金は、遠い将来の話ではなく、今、そこにある課題です。新聞やニュースなどで身近に感じることも多いことと思います。
是非、関心をもって臨んでください。
授業中は、私語や携帯での通話は厳禁です。授業中は携帯の電源を切るか、マナーモードにしてください。
また、成績評価に関する上記の留意事項をよく確認した上で履修してください。
◆なお、社会保険論ⅠとⅡは密接に関連しますので、本講義の履修は、通年での履修を前提とします。
◆授業で使用する資料は、前もってLMSに登録しますので、履修学生の皆さんは、事前に印刷(または閲覧)し、予習したうえで、授業に臨んでください。
◆履修人数や使用する教室の状況によっては、受講の際の座席を指定する場合がありますので、予め、ご承知おきください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | いわゆる「2000万円問題」とは?…年金に関する誤解と正しい理解 |
第3回 | 年金保険の概要と歴史(1)日本の年金の概要と歴史 |
第4回 | 年金保険の概要と歴史(2)主要国の年金の概要と歴史 |
第5回 | 国民年金 国民年金の概要と課題を考えます。 |
第6回 | 厚生年金保険 厚生年金保険の概要と課題を考えます。 |
第7回 | 前半のまとめと確認テスト |
第8回 | 公的年金と私的年金の役割分担、私的年金の概要 老後所得保障に係る公的年金の役割と私的年金の補完機能について考え、私的年金の概要を学びます。 |
第9回 | 厚生年金基金 厚生年金基金の概要と企業年金の普及に果たした役割、課題と今後の展望について |
第10回 | 確定給付企業年金 確定給付企業年金の概要と課題を考えます。 |
第11回 | 確定拠出年金(1)制度の概要 確定拠出年金の制度概要を学びます。 |
第12回 | 確定拠出年金(2)課題と今後の方向性、DC専門委員会報告書 確定拠出年金の現状と課題を学び、法制度の改正と今後の方向性を考えます。 |
第13回 | 企業年金の諸課題(1)厚生年金基金とAIJ問題、給付減額、解散と脱退、年金ガバナンス、受託者責任 企業年金を取り巻く課題について学びます。 |
第14回 | 企業年金の諸課題(2)確定拠出年金と投資教育 確定拠出年金の投資教育について考えます。 |
第15回 | 講義の総まとめとテスト |