発展途上地域の社会と文化Ⅱ
担当者大塲 麻代教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングARS-302

授業の概要(ねらい)

本授業では、日本を含めたアジア・アフリカ地域を中心に、国の発展について教育の視点を中心に学修していきます。特に、教育と社会・経済・政治的な発展はどのような関係にあるのか、諸外国の事例から学んでいきます。また、基礎教育の普及により途上国で近年急速に拡充している高等教育について、現状や課題も学びます。シラバスの後半では、教育とジェンダーについて、諸外国や日本の課題を広く議論していきます。

授業の到達目標

国連が中心となり、世界全体で2030年までに取り組むべき課題として掲げられている「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を理解し、その上で、教育が国の発展に果たす役割について各国の事例から学ぶことで、教育と国の発展について自らの意見を述べることができる。

成績評価の方法および基準

授業中の発言・質問(20%)、中間試験(40%)、期末試験(40%)で総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特になし
参考文献『国際教育開発論:理論と実践』黒田一雄・横関祐見子(編)有斐閣
参考文献『ジェンダーと国際教育開発』菅野琴・西村幹子・長岡智寿子(編)福村出版
参考文献その他、随時配布

準備学修の内容

課題図書が出ている時は事前に読んでくること

その他履修上の注意事項

テーマに関心を持ち、授業へ積極的に参加する受講生を期待します。初回を含め、初めの3回を理由なく欠席した場合、授業へ参加できませんので注意してください。各回の授業内容はあくまで目安です。受講生の理解度や関心に応じて適宜修正していきます。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス(授業の目的、15回の流れ、成績評価ほか)
第2回グローバルな課題(持続可能な開発目標)
第3回識字を考える
第4回教育と社会の発展
第5回教育と経済の発展
第6回教育と政治の発展
第7回基礎教育課程の発展と課題
第8回高等教育課程の発展と課題
第9回中間試験
第10回教育とジェンダー:途上国の事例
第11回教育とジェンダー:日本の事例
第12回教育とジェンダー:討論
第13回グローバルな課題再考
第14回期末試験
第15回テスト返却と後期の振り返り