社会福祉と経済Ⅰ
担当者四谷 英理子教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングPFP-305

授業の概要(ねらい)

 社会保障は、病気や障害、失業、高齢、要介護など個人の力だけで対処することが困難な生活上のリスクに対して、国民の生活を守るセーフティネットとしての役割を果たしている。
 この授業では、日本および欧米諸国の社会保障制度や社会保障の歴史を学ぶことにより、日本の社会保障の現状と課題を理解する力を身につけることを目指す。

授業の到達目標

(1)社会保障の機能について説明することができる。
(2)日本の医療保険、生活保護、年金、介護保険の仕組みについて説明することができる。
(3)日本の社会保障の現状と課題について、自らの問題として考え、理解することができる。

成績評価の方法および基準

平常点(リアクション・ペーパー、宿題等)20%、期末試験80%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書プリントを配布する。
参考文献『はじめての社会保障 第15版:福祉を学ぶ人へ』椋野美智子、田中耕太郎有斐閣、2018年。

準備学修の内容

・授業で配布したプリントを読み直し、各トピックについて自分の言葉で説明できるようにしておくこと。

その他履修上の注意事項

・他の受講生の迷惑になるため、私語は厳禁。
・期末試験は持ち込み不可で行う。
・社会福祉と経済Ⅱとの連続受講が望ましい。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:社会福祉と経済Ⅰの授業の内容、進め方、成績評価の方法について説明する。
第2回社会保障と生活
第3回社会保障とは何か?
第4回社会保障の機能:社会保障はどのような役割を果たしているのか?
第5回社会保障をとりまく状況①少子高齢化
第6回社会保障をとりまく状況②就業構造の変化
第7回医療保障と医療保険制度
第8回医療保障の課題
第9回生活保護制度
第10回生活保護の現実と課題
第11回年金制度の仕組み
第12回年金制度の課題
第13回介護保険制度の仕組み
第14回介護保険制度の課題
第15回まとめ