社会福祉と経済Ⅱ
担当者四谷 英理子教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングPFP-306

授業の概要(ねらい)

 社会保障は、病気や障害、失業、高齢、要介護など個人の力だけで対処することが困難な生活上のリスクに対して、国民の生活を守るセーフティネットとしての役割を果たしている。
 この授業では、日本および欧米諸国の社会保障制度や社会保障の歴史を学ぶことにより、日本の社会保障の現状と課題を理解する力を身につけることを目指す。

授業の到達目標

(1)保険の仕組みについて説明することができる。
(2)なぜ社会保障が生まれ、どのような変遷をたどってきたのかについて説明することができる。
(3)日本の社会保障の現状と課題について、自らの問題として考え、理解することができる。

成績評価の方法および基準

平常点(リアクション・ペーパー、宿題等)20%、期末試験80%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書プリントを配布する。
参考文献『はじめての社会保障 第15版:福祉を学ぶ人へ』椋野美智子、田中耕太郎有斐閣、2018年。

準備学修の内容

・授業で配布したプリントを読み直し、各トピックについて自分の言葉で説明できるようにしておくこと。

その他履修上の注意事項

・他の受講生の迷惑になるため、私語は厳禁。
・期末試験は持ち込み不可で行う。
・社会福祉と経済Ⅰとの連続受講が望ましい。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:社会福祉と経済Ⅱの授業の内容、進め方、成績評価の方法について説明する。
第2回社会福祉と経済Ⅰの内容の復習
第3回保険の仕組み
第4回社会保険と民間保険
第5回イギリスの社会保障の歴史①救貧法の成立と展開
第6回イギリスの社会保障の歴史②社会保険の成立
第7回イギリスの社会保障の歴史③福祉国家の成立
第8回日本の社会保障の歴史①昭和20年代から30年代:国民皆保険・皆年金の実現
第9回日本の社会保障の歴史②昭和40年代から60年代:高度経済成長から低成長へ
第10回日本の社会保障の歴史③平成以降:近年の社会保障改革
第11回イギリスの社会保障制度
第12回アメリカの社会保障制度
第13回ドイツの社会保障制度
第14回スウェーデンの社会保障制度
第15回まとめ