担当者 | 三浦 紗綾子 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-310 |
企業が持つ経営資源は、その企業の成果に大きな影響を与える。企業が持つ資源はヒト・モノ・カネ・情報に分類できると言われているが、その中で、ヒトは重要かつ特殊な資源である。人材は、企業の短期的成果だけでなく、長期的の競争力の維持・強化に貢献するという点で重要である。また、ヒトという資源は、人材であるまえに人であるという特殊性がある。本講義の狙いは、このように重要で特殊なヒトという資源を企業が活用していく上での基本的な考え方を理解することにある。
本講義ではとりわけ、人材マネジメントの背後にある、組織内でのヒトの行動(組織行動)に関する諸理論を扱う。それらを身近に理解するため、事例を交えた説明を行う。
本講義の到達目標は、人材マネジメントの背後にある組織行動の諸理論の基本的な考え方を実感を持って理解し、それを用いて現実の経営現象を説明できるようになるようなることである。
不定期に行う小テスト(40%)、期末試験(60%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『人材マネジメント入門』 | 守島基博 | 日本経済新聞社、2004。 |
参考文献 | 『経験から学ぶ人的資源管理 新販』 | 上林憲雄・厨子直之・森田雅也 | 有斐閣、2018。 |
参考文献 | 『新版 組織行動のマネジメント』 | スティーブン・P・ロビンス著、髙木晴夫訳 | ダイヤモンド社、2009。 |
参考文献 | 『入門 組織行動論 第2版』 | 開本浩矢 | 中央経済社、2014。 |
企業経営に関するトピックや用語になじみがない学生は、『日本経済新聞』や、『日経ビジネス』、『週刊東洋経済』などを日常的に読んでおくことをすすめる。十分に理解できないとしても、それらに親しんでおくと講義内容を理解しやすくなる。
本講義はパワーポイントを用いて進める。リアクション・ペーパーに応じて、内容や進度を調整する。
講義では適宜、ミニ・ディスカッションをしてもらったり意見を求めたりする。積極的に参加して欲しい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 人的資源管理の概要 |
第3回 | 組織行動論の成り立ち |
第4回 | パーソナリティ |
第5回 | モチベーション:初期の理論 |
第6回 | モチベーション:現代の理論 |
第7回 | 職務満足 |
第8回 | 組織コミットメント |
第9回 | 意思決定 |
第10回 | 認知バイアス |
第11回 | リーダーシップ |
第12回 | 集団とパワー |
第13回 | 集団と成果 |
第14回 | 集団と意思決定 |
第15回 | まとめ |