フランスの社会と文化Ⅲ
担当者鵜飼 敦子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングEUS-204

授業の概要(ねらい)

フランス語圏の多様な文化と芸術について19世紀から現代まで広く紹介します。美術、映画、ファッション、音楽など様々なトピックについて学び、比較・関係史、異文化交流史について考えます。

授業の到達目標

19世紀から現代までのフランスを中心とする社会と文化について、とりわけ博覧会の展示をたどることにより、その多様性を確認します。少人数のグループワークをとりいれながら、前期では、美術工芸史の動きと万国博覧会の展示や旅行記を分析し、ジャポニスムについて学びます。後期では、エミール・ガレやルネ・ラリックといったフランスの芸術家をとりあげながら、アール・ヌーヴォーやアール・デコといったデザイン史について学び、日本とフランス工芸のかかわりについて論じます。

成績評価の方法および基準

コメントシート:30%
出席点:30%
試験:40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書指定なし。
参考文献参考文献については、授業内で適宜紹介します。

準備学修の内容

関係するトピックの美術館、博物館の展示を各自で訪れる時間をつくり、見学して予習することが望ましい。

その他履修上の注意事項

毎回、コメントシートを書いてもらいます。学習に支障をきたすので、遅刻には気をつけること。

授業内容

授業内容
第1回授業ガイダンス―講義の内容説明と文献紹介
第2回ジャポニスムとは何か?
第3回万国博覧会とフランス①現代の万博と日本
第4回万国博覧会とフランス②19世紀の万博
第5回万国博覧会とフランス③「ニッポン」イメージの変遷
第6回万国博覧会とフランス④万博と美術の展示
第7回万国博覧会とフランス⑤万博に展示された工芸品
第8回工芸のジャポニスム
第9回フランスにおけるジャポニスム・ブームのいまむかし
第10回フランス人の旅行記①―旅行記に描かれた日本
第11回フランス人の旅行記②―19世紀仏人旅行者がみたもの
第12回フランス人の旅行記③―美術工芸
第13回フランス人の旅行記④―写真とイラストレーション
第14回フランス人の旅行記⑤―外国人の観光案内
第15回フランスの音楽、前期のまとめと試験