フランスの社会と文化Ⅳ
担当者鵜飼 敦子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングEUS-205

授業の概要(ねらい)

フランス語圏の多様な文化と芸術について19世紀から現代まで広く紹介します。美術、映画、ファッション、音楽など様々なトピックについて学び、比較・関係史、異文化交流史について考えます。

授業の到達目標

19世紀から現代までのフランスを中心とする社会と文化について、とりわけ博覧会の展示をたどることにより、その多様性を確認します。グループワークをとりいれながら、前期では、美術工芸史の動きと万国博覧会の展示や旅行記を分析し、ジャポニスムについて学びます。後期では、エミール・ガレやルネ・ラリックといったフランスの芸術家をとりあげながら、アール・ヌーヴォーやアール・デコといったデザイン史について学び、日本とフランス工芸のかかわりについて論じます。

成績評価の方法および基準

コメントシート:30%
出席点:30%
試験:40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書指定なし。
参考文献参考文献については、授業内で適宜紹介します。

準備学修の内容

関係するトピックの美術館、博物館の展示を各自で訪れる時間をつくり、見学して予習することが望ましい。

その他履修上の注意事項

毎回、コメントシートを書いてもらいます。学習に支障をきたすので、遅刻には気をつけること。

授業内容

授業内容
第1回授業ガイダンス―講義の内容説明と講義目標の確認、文献紹介
第2回フランスの美術①ジャポニスムと日本美術コレクション
第3回フランスの美術②エミール・ガレのガラス作品
第4回フランスの美術③ エミール・ガレと「東洋」
第5回フランスの美術④ルネ・ラリックのガラス作品
第6回フランスの美術⑤ルネ・ラリックのデザインと「ニッポン」
第7回フランスの美術⑥アール・ヌーヴォーとアール・デコ
第8回フランスの現代アート
第9回映画とフランス①映画の誕生と映画史の概要
第10回映画とフランス②エキゾチスムと幻想の「ニッポン」
第11回映画とフランス③伝統衣装と「キモノ」
第12回フランスのファッション①モード史の変遷
第13回フランスのファッション②日本人デザイナーの活躍
第14回フランスのファッション③パリコレと「ボロ」文化
第15回フランスの音楽、後期のまとめと試験