比較経済発展史特講Ⅰ
担当者宮田  純教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学研究科 経営学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

現代の日本経済の発展史についての知識受容を通じて、大学院生として不可欠な素養の蓄積をはかる。この修練は確実に経済活動を行うこととなる受講生にとって、きわめて有益な場となる。
授業の聴講だけでなく、予習・復習を併せもっての学習が必要であるが、授業時に提示する重要キーワードについての事前学習(予習)、および、授業後の加筆も含めた知識の再整理(復習)を継続することにより、知的基盤の確立化がはかられる。
なお、本講義では戦後~高度経済成長期を扱う。

授業の到達目標

国際社会の中の日本、ならびに技術開発の進展といった観点から、経済活動の変質を把握し、現代における日本経済の発展史を通史的に把握することができる。
現代における日本経済の発展史を構成する専門用語に対して確実な理解を寄せ、それを適切に使用しながら表現することができる。
現代における日本経済の過去の展開を把握したうえで、それを参考としながら現実を分析し、さらに具体的な未来を構想することができる。
国際比較の観点から、現代における日本経済の発展史についての位置づけを行うことができる。

成績評価の方法および基準

授業への貢献度(70点)とレポート点(30点)との合計点による。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

【予習】授業時に提示した重要キーワード(専門用語)についての事前調査学習
【復習】講義録に私見としての論述を施した再整理

その他履修上の注意事項

私語厳禁

授業内容

授業内容
第1回はじめに—ガイダンス—
第2回比較経済発展史特講Ⅰの分析視角—時代区分の観点—
第3回戦後改革の展開
第4回傾斜生産方式の史的意義
第5回復興金融金庫の役割と日本経済
第6回ドッジ・ラインとシャウプ勧告
第7回朝鮮戦争の影響
第8回高度経済成長期(1)—神武景気を中心として—
第9回高度経済成長期(2)—岩戸景気を中心として—
第10回高度経済成長期(3)—オリンピック景気を中心として—
第11回高度経済成長期(4)—いざなぎ景気を中心として—
第12回高度経済成長期の全体像
第13回外国による高度経済成長期の評価
第14回1945-1960年代の産業構造
第15回まとめ