担当者 | 四谷 英理子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | ECH-101 |
現在を理解し、未来を切り拓くためには、歴史を学ぶことが不可欠である。
この授業では、「市場経済」あるいは「資本主義」といわれる現在の社会経済システムがいかに成立し発展してきたのかを学ぶことにより、歴史的な視点から、今日の世界や日本の状況を把握する力を養うことを目指す。
なお、経済史概論Ⅰでは、イギリス産業革命の時代までを対象とし、経済史概論Ⅱでは、20世紀初頭までを対象とする。
(1)歴史的事象をその背景や影響も含めて深く理解し、説明することができる。
(2)歴史的・国際的な視点から、現在の経済社会を理解することができる。
平常点(リアクション・ペーパー、宿題等)20%、期末試験80%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『エレメンタル欧米経済史』 | 馬場哲、山本通、廣田功、須藤功 | 晃洋書房、2012年。 |
参考文献 | 『経済史:いまを知り、未来を生きるために』 | 小野塚知二 | 有斐閣、2018年。 |
参考文献 | 『西洋経済史』 | 奥西孝至、鴋澤歩、堀田隆司、山本千映 | 有斐閣、2010年。 |
参考文献 | 『歴史から今を知る:大学生のための世界史講義』 | 上杉忍、山根徹也編 | 山川出版社、2010年。 |
・授業で配布したプリントを読み直し、各トピックについて自分の言葉で説明できるようにしておくこと。
・他の受講生の迷惑になるため、私語は厳禁。
・期末試験は持ち込み不可で行う。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:経済史概論Ⅰの授業の内容、進め方、成績評価の方法について説明する。 |
第2回 | なぜ経済史を学ぶのか?:過去・現在・未来 |
第3回 | 共同体と市場経済 |
第4回 | 中世ヨーロッパの農村:荘園制と村落共同体 |
第5回 | 中世ヨーロッパの都市と商業 |
第6回 | 2~5回の内容の復習 |
第7回 | 大航海時代と近代への移行 |
第8回 | プロト工業化 |
第9回 | オランダの興隆とイングランドの絶対王政、市民革命 |
第10回 | イングランド重商主義の経済政策 |
第11回 | フランス・ドイツの絶対王政と市民革命 |
第12回 | 7~11回の内容の復習 |
第13回 | イギリスの産業革命(1):条件 |
第14回 | イギリスの産業革命(2):技術革新と社会的帰結 |
第15回 | まとめ |