社会と情報技術の基礎Ⅰ
担当者中鉢 直宏
単位・開講先選択  2単位 [自己啓発支援科目(短大)]
科目ナンバリングPOI-101

授業の概要(ねらい)

 様々な情報技術や情報サービスの出現は、社会に大きな影響を与えてきた。現在は、新しい情報技術や情報システムの登場が社会システムにまで大きな影響を与えるようになってきている。本授業では、社会において重要な情報技術や様々な情報技術や情報システムの活用事例などを取り上げ、社会に浸透している情報技術の役割や影響を考えてみる。受講生には、情報技術の基礎を学び、社会で必要とされる知識を身につけてほしい。また、情報システムに関する考える力を身につけてもらう。そして、自分たちの社会がどのような情報技術が使用され、情報に関する様々な仕組み、事象によって成り立っているかを理解してもらう。
 本授業を履修することによって、今後、新しい情報技術が現れることで、これからも変化し続けであろう自分たちの取り巻く社会環境に対し、その変化を理解し、積極的に活用することの意義を見出す事が出来るようになって欲しい。

授業の到達目標

 情報技術に関しての基本的な知識を習得する。
 社会で利用されている情報技術の活用事例を理解する。
 社会における情報システムについて理解する。
 新しい情報技術、情報に関する社会現象に対して適切な判断が出来る。

成績評価の方法および基準

 出席は3分の2以上する必要があり、カードリーダによる出席とその時間に課せられた毎回の課題の提出とセットで出席と認める。最終課題はレポートを予定している。
  ・授業ごとの出席および課題の提出(60%)
  ・最終課題(40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『キーワードで学ぶ最新情報トピックス 2018』出版社:日経BP社

準備学修の内容

 授業内容によってはWebページ等で事前・事後学習および課題を課す場合があり、そのための時間は確保すること。

その他履修上の注意事項

 課題によってはグループ作業などもあるため、コミュニケーションが取れる手段を他の受講生と確保できることが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回 プレアンケート・情報リテラシーに関するテスト
第2回 帝京大学の情報システムについて考える(情報リテラシー、大学のネットワーク、メールシステム、LMSについて)
第3回 情報とは何かについて考える(情報の単位・デジタルとアナログについて、文字コード)
第4回 通信システムについて考える(公衆電話、携帯電話とインターネット)
第5回 インターネットの基礎知識(情報ネットワーク)
第6回 情報技術におけるデータを守るについて学ぶ(暗号化、複合化)
第7回 インターネットのセキュリティについて考える(暗号通信や認証システム)
第8回 情報社会のライセンスについて考える(クリエイティブコモンズ、オープンソース)
第9回 情報社会における表現の自由とプライバシーについて考える(デジタルアーカイブ、忘れられる権利)
第10回 情報社会における情報システムを考える(情報システムの基礎)
第11回 情報社会における新しいインフラについて考える(無線技術やGPSについて)
第12回 社会に求められる情報力について考える(情報教育、プログラミング教育)
第13回 ネットワークがつながる世界について考える(クラウドサービスについて)
第14回 情報化社会における問題について考える(デジタル依存、デジタルダイエットについて)
第15回 講義のまとめ